リントン地区の希少なコーヒーと、
受け継がれる信頼関係
スマトラ島北部、トバ湖周辺は、高品質なスマトラ・マンデリンの産地として知られています。中でもリントン地区は、オナンガンジャン、リントン・ニフタ、ドロク・サングルの3地域を中心に、優れた品質のコーヒーを生産することで有名です。一方で、独特な流通の仕組みがあり、外部から原料を買い付けることが難しい地域でもあります。
リントン地区では、零細農家が収穫した完熟のコーヒーチェリーを精製し、ミューシレージを除去したパーチメントを一次乾燥させます。この水分値が約30〜40%の状態のものは「Gabah(ガバ)」と呼ばれ、集荷業者によって買い取られます。水分を多く含んだ状態で取引されるため、見た目だけでは品質を判断しにくく、農家との長年の信頼関係や品質への理解が、良質な原料を確保するうえで重要な役割を果たしています。

CSMART(シースマート)とは
ブラジル・サンパウロ州に拠点を置くCSMART社が開発した、AI搭載のコーヒー生豆用の品質評価の機械です。
これまで人の目や経験に頼って行われてきた生豆の鑑定を、AIと画像認識技術がサポート。 一粒一粒の豆をカメラで撮影・分析することで、色やスクリーンサイズ、形や欠点などをより詳細に把握することが可能になります。 これにより、安定した品質管理や、生産者へのフィードバックによる選別工程の改善などに役立つことが期待されています。