アジア版「千の丘」 ユアンガン
ユアンガン地方はシェミェナオミェ山脈を境にコーヒー産地として有名なピンダヤ地方と隣接し、丘陵地が広がる「アジア版のローリングヒルズ」とも呼ばれる風景を持つ地域です。
農園は住宅や牛舎と一体となった1haほどの敷地で営まれ、ガーデンコーヒーに近い形態です。栽培はアグロフォレストリーの形態をとり、シェードツリーの下でコーヒーと共にアボカドやバナナ、お茶、柑橘類、マカダミア、ジャックフルーツなど多様な作物が育てられています。農薬や化学肥料は用いず、牛糞や堆肥を中心とした有機的な農法が一般的です。
この地域は赤土の酸性土壌でコーヒー栽培に適している一方、地下水はアルカリ性寄りで発酵に時間がかかる特性があります。収穫期は乾期にあたる11月〜2月で、昼夜の寒暖差が大きいことも高品質なコーヒーづくりに寄与しています。年間降水量は1,800mmと少なめですが、シェードツリーによって園内の湿度が保たれ、幹の表面には、湿度が高い栽培地で見られる苔や地衣類が繁殖しています。

CSMART(シースマート)とは
ブラジル・サンパウロ州に拠点を置くCSMART社が開発した、AI搭載のコーヒー生豆用の品質評価の機械です。
これまで人の目や経験に頼って行われてきた生豆の鑑定を、AIと画像認識技術がサポート。 一粒一粒の豆をカメラで撮影・分析することで、色やスクリーンサイズ、形や欠点などをより詳細に把握することが可能になります。 これにより、安定した品質管理や、生産者へのフィードバックによる選別工程の改善などに役立つことが期待されています。