農園の未来を見据える2人の生産者
コスタリカ西部、ウエストバレーのサン・フアニージョ地区にある「V&G サンフアニージョ農園」。この農園を管理するのは、農学の専門知識を持つトマス・グティエレスさんと、生産工学に精通するアラン・バルガスさんです。それぞれの専門知識を活かしながら、コーヒーの品質だけでなく、農園を長く維持していくための環境づくりにも取り組んでいます。
2人が約4ヘクタールの農園を買い取ったのは10年以上前のこと。当時から目指していたのは、持続可能なモデル農園への転換でした。その実現に向けて農園の改良を進め、従来栽培していたカトゥーラやカトゥアイから、ハイブリッド品種への植え替えも進めてきました。
農園の環境や栽培品種を一つずつ見直しながら、これからのコーヒー生産のあり方を模索する2人。彼らの取り組みは、自分たちの農園だけにとどまらず、気候変動の影響に直面する近隣の小規模生産者にとっても、これからの農園づくりを考えるうえで参考となる存在になっています。

CSMART(シースマート)とは
ブラジル・サンパウロ州に拠点を置くCSMART社が開発した、AI搭載のコーヒー生豆用の品質評価の機械です。
これまで人の目や経験に頼って行われてきた生豆の鑑定を、AIと画像認識技術がサポート。 一粒一粒の豆をカメラで撮影・分析することで、色やスクリーンサイズ、形や欠点などをより詳細に把握することが可能になります。 これにより、安定した品質管理や、生産者へのフィードバックによる選別工程の改善などに役立つことが期待されています。