まだ知られていない高地から
サン・マルティン地域の生産者さんの約8割は、平均5ヘクタール以下の小規模農家です。伝統的な方法でコーヒーを栽培しており、シェードグロウン(樹陰栽培)による栽培環境のもと、肥料や殺虫剤の使用も必要最小限に抑えられています。
また、多くの農家では、ブルボン種やティピカ種といった、品質に定評のある伝統的な品種を今も大切に育て続けています。こうした取り組みにより、サン・マルティン地域のコーヒーは品質の高さで注目され始めており、地域全体の生活水準の向上にもつながっています。
その結果、これまで農業から離れがちだった若い世代が、あらためてコーヒー産業に魅力を感じ、この道に進むようになってきました。まだ広く知られてはいない生産地域ではありますが、標高の高さと丁寧な精製処理によって、サン・マルティン地域のコーヒーは確かな品質に仕上がっています。

CSMART(シースマート)とは
ブラジル・サンパウロ州に拠点を置くCSMART社が開発した、AI搭載のコーヒー生豆用の品質評価の機械です。
これまで人の目や経験に頼って行われてきた生豆の鑑定を、AIと画像認識技術がサポート。 一粒一粒の豆をカメラで撮影・分析することで、色やスクリーンサイズ、形や欠点などをより詳細に把握することが可能になります。 これにより、安定した品質管理や、生産者へのフィードバックによる選別工程の改善などに役立つことが期待されています。