山々に囲まれた、レンカの文化が息づく土地
ラ・アンタルティダ農園があるラパス県グアヒキーロ市サン・ホセ地区は、ホンジュラス南西部の山岳地帯に位置しています。標高約1,650mの高地は昼夜の寒暖差が大きく、朝晩は涼しい空気に包まれます。こうした環境のなかでコーヒーチェリーはゆっくりと成熟し、生産者はその年の天候や木々の状態を見極めながら栽培を行っています。
この一帯は、ホンジュラス最大の先住民族であるレンカ族の文化が今も色濃く残る地域としても知られています。レンカ族は古くから自然とともに暮らし、農耕や手仕事を営みながら、地域のつながりを大切にする文化を育んできました。その価値観は、時代とともに形を変えながらも、この土地の暮らしの中に受け継がれています。植民地支配や近代化を経て、多くの伝統文化は姿を変えてきました。それでもラパス県や周辺地域では、現在もレンカ文化を守り、次の世代へ受け継ごうとする取り組みが続けられています。華やかな観光地ではありませんが、山あいには穏やかな時間が流れ、人々の暮らしと自然が寄り添う風景が今も残されています。

CSMART(シースマート)とは
ブラジル・サンパウロ州に拠点を置くCSMART社が開発した、AI搭載のコーヒー生豆用の品質評価の機械です。
これまで人の目や経験に頼って行われてきた生豆の鑑定を、AIと画像認識技術がサポート。 一粒一粒の豆をカメラで撮影・分析することで、色やスクリーンサイズ、形や欠点などをより詳細に把握することが可能になります。 これにより、安定した品質管理や、生産者へのフィードバックによる選別工程の改善などに役立つことが期待されています。