山岳地帯の産地、ハラズ
イハラズはイエメン北西部に広がる山岳地帯で、標高は最高2,500mに達します。年間を通して冷涼な気候に包まれ、栄養豊かな火山性土壌と山岳特有の厳しくも安定した環境が重なり合うことで、国内でもとりわけ高品質なコーヒーが生まれる産地として知られています。生産量も比較的多く、ハラズはイエメンを代表するコーヒー産地のひとつに数えられています。
New Crop グアテマラ アンティグア ドラド イエローブルボン ウォッシュ SHB
New Crop インドネシア ジャバハル 2種の販売を開始しました!
インドネシアの生産者さんの製法を取り入れた特別なロットです。
| 精製 | ナチュラル |
|---|---|
| 標高 | 1,700〜2,240m |
| 品種 | ジャディ(古代ティピカやイエメニーアと総称する場合あり) |
| 入港月 | 2025年12月 |
| 乾燥 | 天日乾燥+アフリカンベッド |
| 規格 | なし |
| 栽培・農薬の使用 | 栽培期間中、農薬、化学肥料不使用 |
| 梱包 | 10㎏カートン+バキュームパック |
| 商品管理番号 | UC23-250 |
|---|
生産国:イエメン
生産地:サナア州 マナカ市 東ハラズ地方
生産者:ガーリブさん
生産地概要:イエメンではコーヒーの果皮を乾燥させたもの、いわゆるカスカラを「ギシル」と呼び、スパイスと一緒に煮だしたものを飲む文化がコーヒー以上に根付いています。
精製方法:ナチュラル
水分値:9.2%
欠点率:0.3%(0.9g/300g)
豆色:イエロー
スクリーン:スクリーンサイズによって格付けされておりませんので、記載しておりません。
Light Roast(浅煎り)
ハーブを思わせる爽やかな風味に、チェリーのような果実感とほのかにブランデーを連想させる複雑なニュアンスが感じられます。
Medium Roast(中煎り)
デーツのような凝縮感のある甘さとコクが現れ、奥行きのあるほろ苦さが全体を引き締めます。
Dark Roast(深煎り)
深煎りでも果実感や華やかさが失われにくく、重たくなりすぎない魅力があります。さらに深めの焙煎でも個性を活かせそうな印象です。極深煎りにもぜひ。
浅煎りではハーブやチェリーを思わせる爽やかな風味と複雑な果実感が特徴です。中煎りではデーツのような甘さとコクが増し、心地よいビター感とのバランスが取れます。深煎りでもフルーティさや華やかさが残り、幅広い焙煎度で魅力を発揮するコーヒーです。焙煎を深めても個性が失われにくく、さまざまな表現が楽しめそうです。
生豆のアピアランスでは、欠点も少なく、良好です。精製方法由来でやや黄色みがかった色をしています。
イハラズはイエメン北西部に広がる山岳地帯で、標高は最高2,500mに達します。年間を通して冷涼な気候に包まれ、栄養豊かな火山性土壌と山岳特有の厳しくも安定した環境が重なり合うことで、国内でもとりわけ高品質なコーヒーが生まれる産地として知られています。生産量も比較的多く、ハラズはイエメンを代表するコーヒー産地のひとつに数えられています。
この地域では、小規模農家が急斜面を活かした段々畑でコーヒーを栽培しています。高標高で気温が低いため、コーヒーはゆっくりと成熟し、基本的にシェードツリーは用いられていません。また混植栽培が一般的で、畑にはアプリコットやマンゴー、アーモンド、ぶどう、さらには玉ねぎやカシューナッツなど、多様な作物が並びます。急峻な地形ゆえに大量生産は難しく、安定した暮らしを支えるために複数の作物を育てる営みは、土地とともに生きてきた人々の知恵と持続性を象徴しています。何世紀にもわたり受け継がれてきた精製や加工の技術もまた、この地のコーヒーの完成度を支えています。
ガーリブさんは、6年以上にわたり輸出業者のモカオリジンズのパートナーとして歩んできた、信頼ある生産者です。これまで嫌気性発酵やバレルエイジングなど多様な発酵手法に挑戦し、常にコーヒーの可能性と品質向上を追求してきました。今年は特に、長時間と短時間、両方の嫌気性発酵を試み、それぞれの特性を生かしながら複雑さとバランス、そしてクリーンな味わいを引き出しています。ガーリブさんが暮らすワディ・サイル村では、コーヒーが主要作物として栽培される一方、一部の農家は小麦も育て、日々の食卓に欠かせないパンの原料として大切にしています。比較的降雨量に恵まれたこの地域は農業に適した環境が整っており、その中でガーリブさんは地域を牽引する存在として知られています。品質に対する強い情熱と探究心は周囲の農家からも高く評価され、地域全体のコーヒーの価値向上に貢献しています。
完熟したコーヒーチェリーを収穫後、温度管理された環境下で12時間の短時間発酵を行います。その後、アフリカンベッドで約25日間かけて丁寧に乾燥させ、均質性を保つために一定期間保管します。最終工程では脱殻を行い、手作業による選別を経て出荷されます。一つひとつの工程に細やかな配慮を重ねることで、素材の個性を最大限に生かしたコーヒーへと仕上げています。このコーヒーはモカオリジンズのタレックさんが、交流のあるインドネシアの輸出業者Coffee Beyond Bordersの代表ジョハンさんから精製加工のアドバイスを参考に、ガーリブさんと生産に取り組んだ特別なロットです。