New Crop インドネシア シマレン農園 インフューズド 6種類の販売を開始しました！
New Crop コスタリカ 4種の販売を開始しました！
ベリーの風味やヨーグルトのような程よい発酵感が特徴。中米ナチュラルのコーヒーをお探しの方に。
| 精製 | ナチュラル |
|---|---|
| 標高 | 1,250〜1,350m |
| 品種 | H16 |
| 入港月 | 2025年9月 |
| 乾燥 | ビニールハウスに設置された アフリカンベッドでの天日乾燥 |
| 規格 | SHB |
| 栽培・農薬の使用 | 情報公開まで、お待ちください |
| 梱包 | 30kg麻袋+グレインプロ |
| 商品管理番号 | UB90-250 |
|---|
生産国：コスタリカ
生産地：サンホセ県 デサンパラドス郡
サン・ラファエル・アリーバ地区
生産者：チャパラル(Chaparral)農園のみなさん
生産地概要：かつては都心から離れた静かな地域でしたが、都市化と人口の拡大に伴い、近年では周辺が住宅街となっています。
精製方法：ナチュラル
水分値：11.7%
欠点率：0.3%（1g/300g）
豆色：ブラウニッシュ
スクリーン：スクリーンサイズによって格付けされておりませんので、記載しておりません。
「SHB EP」のEPとは？：EPはEuropean Preparation（ヨーロピアン プレパレーション）の略で、輸出用の規格です。コスタリカの通常の標高による格付けに加えて、特別に設けられています。ヨーロッパでは従来、品質に対する要求が高く、もともとヨーロッパへの輸出向けに特別に厳選されたものとして、この言葉が使われるようになりました。
目安として欠点豆の数が300gあたり最大8個までであること、手選別もしくはそれに準ずる高精度の選別方法により異物は除去すること、スクリーンサイズの均一性などが定められています。より厳しい選別基準や加工方法で生産されたものの証です。
Light Roast（浅煎り）
ビルベリーやザクロの印象に、ヨーグルトのような発酵感を感じ、あとからアーモンドの風味がおってきます。クリアーで丸みのある口当たりも◎です。
Medium Roast（中煎り）
焙煎が進むと、ラクティックな印象は落ち着きます。ベリーの風味は残り、ローストアーモンドを感じます。焙煎由来の甘さが加わり、バランスの良い味わいになります。
Dark Roast（深煎り）
ビターさを感じながら、ダークチョコレートやカカオニブ、その中にきりっとしたベリーの酸が残る焙煎度合いです。深煎りなら2ハゼちょうどぐらいがおすすめです。
生豆から芳醇なベリーの香りが広がり、欠点は少なく、アピアランスも良好です。ナチュラルらしい華やかさがあり、ベリーの印象がどの焙煎度合いでも感じられるのが特徴的です。浅煎りでカップした時「あ、ヨーグルト」と呟きました。ベリーの風味に乳酸系の発酵感を程よく感じます。マウスフィールの印象もかなり良く、丸い口当たりでクリーンカップです。
焙煎が深くなると発酵感は落ち着き、ベリー系の風味は残りつつ、焙煎由来の甘さと相まって味わいに奥行きを感じます。中米でナチュラルをお探しの方にはぜひお試しいただきたいコーヒーです。
「中米のスイス」と呼ばれるコスタリカ。南北アメリカを結ぶ地峡地帯に位置するコスタリカは東西を太平洋とカリブ海に囲まれ、国土の中心に山脈が連なる小さな国です。軍隊を持たない平和主義の国としても知られ、「地球幸福度指数」第一位に選ばれたこともあります。
「コスタリカ（Costa Rica）」とはスペイン語で「富める海岸」の意味で、周りを海に囲まれた環境で生物多様性にも恵まれています。 面積は僅か、日本の四国と九州を合わせた程度ですが、地球上の全動植物の約5％が生息するほど豊かな自然環境があります。 生物多様性もさることながら、先進的なプロセスで世界のスペシャルティコーヒーをリードする存在です。
チャパラル農園は約30年以上前、クラウディオさんによって設立された12農園のうちの1つです。現在では、すべての農園がクラウディオさんの娘さん夫婦に引き継がれ農園管理がされ、2012年にはRFA認証を取得しています。2016年からSMSプログラム（Sustainable Management Service：イーコムグループによる共同農園管理）に参加し、専門家のサポートを受けながら、土地の本来の生産性を回復し、さび病などの病気への耐性のあるマルセジェサ種やハイブリッド品種への植え替えも行っています。都市化が進む中でも、コーヒー生産が持続可能であり得ることを示すロールモデルとして、周辺の生産者さんにも良い影響を与えています。
ハイブリッド品種である H16 は、フランスの研究機関 CIRAD とイーコム社が共同で開発した品種です。さび病に対する耐性があり、生産性にも優れていることから、近年はコスタリカやニカラグアを中心に栽培が広がっています。比較的小柄な樹に育つため、比較的密に植えることが可能です。また、H1 など他のハイブリッド品種と比べて、肥料の使用量が少なくて済む点も特徴です。
SMS は、イーコムグループが取り組むサステナビリティプログラムです。世界のコーヒー消費量は年々増加しており、気候変動による減産リスクなどから、将来的には原料確保が困難になることが予想されています。このような状況に備え、SMSでは生産者さんに対して、農業技術の提供や融資支援、認証取得サポートなど、さまざまな支援を行っています。例えば、リノベーション（～の木の植え替え） によって生産性向上が見込まれますが、通常は銀行からの借り入れが必要で、家や農園を担保に入れるリスクがあるため、躊躇する農園が多いのが現状です。
SMSでは、金利を 3％ に抑え（通常は約15％）、担保不要で融資を受けられる支援を提供しています。また、農園ごとにコストや手間などの負担を考慮した植え替え品種の提案も行い、その内容をデータベースで管理することで、農園の状況を可視化しています。さらに、CO₂削減など環境負荷の軽減にも取り組んでいます。これらの活動により、品質と生産性の向上を促進し、持続可能なコーヒー生産の実現を目指しています。
