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グアテマラ アンティグア ドラド イエローブルボン ウォッシュ SHB

完熟イエローブルボンの爽やかな酸味と、甘み。酸味を活かした浅煎りのシングル使いや、深煎りのブレンド使いでも活躍の一品。

精製 ウォッシュ
標高 1,600〜1,800m
品種 イエローブルボン
入港月 2025年5月
乾燥 パティオでの天日乾燥
規格 SHB
栽培・農薬の使用 シェードグロウン
梱包 30kg麻袋+グレインプロ
商品管理番号 U329-250
生産地 アンティグア ラ・エスメラルダ農園
精製 ウォッシュ
標高 1,600-1,800m
品種 イエローブルボン
入港月 2024年6月入港
生産者 ラ・エスメラルダ農園の生産者さん
乾燥 パティオ
規格 SHB
サイズ 16up
栽培・農薬の使用 シェードグロウン
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生産国:グアテマラ

生産地:サカテペケス県 アンティグア

生産者:ラ・エスメラルダ農園

生産地概要:アンティグアは今やグアテマラを代表とするコーヒー生産地のひとつです。18世紀中頃に、カトリック系の修道士や宣教師などによってコーヒーが持ち込まれたと言われています。はじめてコーヒーの木が植えられたのがこの地、アンティグアだったとも言われています。グアテマラ全国コーヒー協会、通称ANACAFE(アナカフェ)は、この地域を「トラディショナルアンティグア」と呼び、グアテマラの代表的な8つのコーヒーの生産地として定めています。首都のグアテマラ・シティの西南に位置し、 アグア山とフエゴ山、アカテナンゴ山の3つの火山に囲まれた谷にあり、ミネラル豊富な火山性土壌でコーヒー栽培が行われています。

beans

精製方法:ウォッシュ

水分値:11.2%

欠点率:1.1%(3.4g/300g)

豆色:グリーン

スクリーン:Sc18以上:30.1%、Sc17:33.1%、Sc16:21.9%、Sc15以下:14.9%

  • おすすめ焙煎度
    素材の味わいをより楽しみたい時:ミディアム~ハイ
    甘みをぐっと引き出したい時:フルシティ~フレンチ
  • フレーバーノート:citrus, nuts, black tea, brown sugar

Light Roast(浅煎り)
青りんごにレモンなどフレッシュグリーンのカラーを思わせる爽やかな酸味が広がります。そこにしっかり甘さも乗っています。

Medium Roast(中煎り)
ナッツの甘さが広がります。中煎りでも深煎り寄りにしてあげることで、より一層甘みが出てきます。

Dark Roast(深煎り)
キリっとした印象にはじまり、とろみのあるまろやかな口当たりが続きます。黒糖のような甘さも感じられ、心地よい質感です。

有名産地、アンティグアのイエローブルボン品種だけを集めたロットです。レモン系のキリっとした酸味があり、焙煎度を深くすることで、黒蜜のような甘さを楽しめます。爽やかな酸味が特徴の浅煎りのシングル使いはもちろんですが、深煎りにすると、ブレンド使いで甘さとボディの役割を果たしてくれるコーヒーです。

ほんの少し貝殻豆なども入っていますが、アピアランスは概ね良好です。

国内最初のコーヒー生産地 アンティグア

アンティグアは今やグアテマラを代表とするコーヒー生産地のひとつです。18世紀中頃に、カトリック系の修道士や宣教師などによってコーヒーが持ち込まれたと言われています。はじめてコーヒーの木が植えられたのがこの地、アンティグアだったという説が有力です。グアテマラ全国コーヒー協会、通称ANACAFE(アナカフェ)は、この地域を「トラディショナルアンティグア」と呼び、グアテマラの代表的な8つのコーヒーの生産地として定めています。首都のグアテマラ・シティの西南に位置し、 アグア山とフエゴ山、アカテナンゴ山の3つの火山に囲まれた谷にあり、ミネラル豊富な火山性土壌でコーヒー栽培が行われています。

アンティグアは1773年の大地震により、現在の首都グアテマラシティに移転されるまでは首都であったため、「Antigua Guatemala(古いグアテマラ)」がこの町の正式名称です。また1979年ユネスコ世界遺産に登録されるほど、バロック建築と、植民地時代に建てられた多数の教会の遺構が有名な観光地としても知られています。



ラ・エスメラルダ農園のイエローブルボン

ラ・エスメラルダ農園を経営しているのは、ドン・ベンジャミンさん。香りや甘さのあるコーヒーをつくりたいと選んだのが、イエローブルボン品種でした。イエローブルボンは一般的にレッドブルボンよりも糖度が高いと言われています。ベンジャミンさんは、シェードツリーを用いることで、コーヒーが結実しすぎないように管理しています。結実が多いと、栄養の奪い合いが起こり、木の代謝が悪くなったり、コーヒーの木がたくさん栄養を吸ってしまうことで土壌の栄養不足につながったりします。日陰をつくることで、適度に結実が促され、栄養がいきわたることで甘いチェリーが育つのです。

また、丁寧に一本一本剪定し、木々の間の風通しを行い、病虫害対策することで、収穫量増加にもつなげています。農園自体は14haと、アンティグアのなかでは小さい規模ですが、品質を重視し、熟練のコーヒー栽培技術を詰め込んだ農園管理を行っています。

商品名の「ドラド(dorado)」とはスペイン語で「黄金」の意味。木に実った熟したイエローブルボンの姿が、光輝いて見えることから、その名前が付けられました。



イエローならではの難しさ

イエローブルボンの生産で難しいことのひとつが熟度の見極めです。レッドブルボンであれば、色合いで熟度が分かります。しかしながら、その名の通り黄色い見た目をしているイエローブルボンは、熟れても黄色いため完熟度の判別がとても難しく、収穫には熟練の腕を必要とするのです。生産地を訪問した時、イエロー品種は表面に黒い斑点が出てきた頃合いが収穫どきだと教えていただいたことを思い出します。

ラ・エスメラルダ農園では、収穫作業を行うピッカーさんたちへのトレーニングにも熱心に取り組むことで、ピッカーさん一人一人に高い品質への意識を持てるような働きかけをしています。