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                    今回は、それぞれの生豆の個性を最大限に活かす使い方をまとめました。
                    日々の仕入れ判断や新しいメニュー開発のヒントとして、参考にしていただけたら嬉しいです!
                
今回の特集にあわせて、店頭で商品の紹介をしていただけるように商品POPも作成しました。
豆やドリンクの販売時に、ご自由にご利用ください!
 
            ブレンドに
エスプレッソに
インド パパクチ農園 ファインロブスタ ナチュラル A
| 精製 | ナチュラル | 
| 品種 | ペリディニア(ロブスタ種) | 
汎用性が高い「ファインロブスタ」ブレンドやエスプレッソに相性抜群!
ブレンドやエスプレッソ用の素材としての使いやすさで、特にご好評をいただいています。ボディに厚みを持たせつつ、ベースとなる豆のフレーバーを邪魔しないクリーンさがこの豆の特長です。ブレンドやエスプレッソの素材としてぜひお試しください。
 
            ブレンドの素材として
ロブスタをブレンドに加えることで、アラビカ種同士のブレンドでは表現が難しい味わいを引き出すこともできます。
・メインとなる豆の風味を引き立てながら、コーヒーにしっかりとしたコクと厚みをもたせられます。
・アラビカ種に比べて安価なため、コストを抑えた商品づくりにも役立ちます。
ミルクとの相性抜群!カフェラテの素材として
ファインロブスタ特有の甘みは、ミルクとの相性ばっちり!ミルクとの相乗効果で、それぞれの素材の甘みがより引き立つ組み合わせです。また、ずっしりとしたボディを感じられ、こっくりと濃厚なカフェラテやカフェオレに仕上がります。クリーンカップが特徴のファインロブスタだからこそ果たせる役割です。ぜひ一度お試しください。
 
             
            ファインロブスタとは
ファインロブスタは、CQI(Coffee Quality institute、コーヒー品質協会)に認定されたRグレーダー(Licenced R Grader)によって、「Fine(ファイン)」と評価されたコーヒーです。評価を受けるためには、CQIに申し込みを行い、サンプルを提出し、認定を受けた機関で鑑定をしてもらいます。ファインは訳すと、「良い、すばらしい」という意味。CQIとSCAの評価基準にもとづいた規格で、品質を示すひとつの指標でもあります。
 
                        シングルに
ブレンドに
コスタリカ ジャガー ハニー SHB
| 精製 | ハニー | 
| 品種 | カツーラ、カツアイ | 
ハニープロセスが生み出した、
                                    洗練された厚みのある甘み
                                ハニー精製の特徴である、まろやかで厚みのある甘みが際立ちます。 複雑な風味や鋭い酸味がないため、シンプルに甘さの部分を楽しめるコーヒーです。 シングルはもちろん、ブレンドの素材としても活躍します。
 
                        シングルでの使い方 ~おすすめ焙煎度は中煎りと中深煎り~
中煎り
酸味や苦味は控えめで、甘味の部分が際立つ味わいです。 ハニープロセスならではの、とろみのある重厚な口当たりが特徴的です。ハチミツやキャラメルのような甘い香りが、余韻として長く残ります。
中深煎り
商品の特徴である甘味は残しつつ、苦味の要素が追加され、ガツンと強めのボディ感になります。
                                        甘味と苦味のバランスが絶妙で、チョコレートや焦がしたキャラメルのような風味を楽しめます。
シングルで使うことで、ハニープロセスならではの甘さを活かした味わいがつくれます!
ブレンドの素材として
用途
ボディに厚みのある甘みを加えたいときにおすすめのブレンド素材です。
                                        複雑な風味や鋭い酸味が控えめなため、他のコーヒーの個性を打ち消すことなく、全体のバランスを整える役割を果たしてくれます。
使用例
エチオピアやケニアの浅煎りのような、ボディが軽くフレーバーが際立つ商品とブレンドすることで、個性を残しつつ、全体のバランスを整える素材として使用するができます。
 
                         
                            シングルに
インドネシア マンデリン ポルン セリブ ラジャ スマトラ式
| 精製 | スマトラ式 | 
| 品種 | シガラルタン・ティピカ・S-795 | 
フルーツの甘みを感じるマンデリン
海ノ向こうコーヒーの看板商品「ポルン」。明るく力豊かなフルーツフレーバーやボリューム感があるため、シングルにおすすめです。深煎りはもちろん、中煎りでもポルンが持つポテンシャルを魅力が引き立ちます。
 
                            ポルンの特徴
「マンデリン」のイメージが変わる
昔ながらの喫茶店でつややかに光る深煎りの豆。力強いボディでアーシーなフレーバーの代表格。「マンデリン」と聞くとそのようなイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?このポルンは、そういったイメージをひっくり返すようなフレーバーを持っています。
少し浅めで試してみました
ポルンは、豊かなフルーツフレーバーに加えて味わいのボリューム感もしっかりあるので、シングルでの商品づくりにはぴったり。その中でもおすすめは、油分が豆の表面にでてくるよりもやや浅めの焙煎度です。今回は、中浅煎りと中深煎り、2種類の焼き分けをして、その味わいを比較してみました。
「中浅煎り」と「中深煎り」で味わい比較してみました!
 
                                    中浅煎りの場合
1ハゼを終えてすぐくらいで排出する焙煎度では、口に運んだ瞬間にキウイフルーツのような明るい酸味を感じます。口の中に含んだ後は、ボリュームのあるトロピカルフルー
                                            ツ系の甘さが広がっていきます。
苦みは控えめで、マンデリンのもつ酸味や甘みのキャラクターを見つけやすい焙煎度です。アフリカや中南米のコーヒーとは異なる、とろみを感じるような酸質は、スマトラ式ならではのフレーバーといえるのではないでしょうか。
                                    
 
                                    中深煎りの場合
2ハゼの直前くらいで排出する焙煎度では、ボディが増して甘さが引き立ってきます。マンゴーを思わせるコクのある甘味が、口の中で続き、ほんのりハーブのような香りも鼻に抜けていきます。
その中でも特筆すべきは、味わいの奥に感じる「旨み」です。これが甘みや苦みと良いバランスになって、ついつい飲み進めてしまう、飲み心地になります。味わいに奥行きが生まれる焙煎度です。
焙煎度別味わい比較のまとめ

深煎りとは違った、新しいマンデリンの一面に出会うことができます。
                                            中浅煎りでは、マンデリンのもつ酸味や甘みのキャラクターを見つけやすい焙煎度です。様々なフルーツフレーバーを楽しむことができます。
                                            中深煎りでは、味わいに奥行きが生まれる焙煎度です。ボディや甘さが引き立ちます。味わいの
                                            奥に感じる旨味はこの焙煎度ならではものです。
今までマンデリンを取り扱っていた方も、そうでない方も、ポルンの「美味しいところ」を探して、一度焼いてみていただきたい一品です!
コーヒーの紹介にお使いください
店頭用POP無料ダウンロード
                         
                            『マンデリ ポルン』『コスタリカ ジャガー』をお店で販売していただいているお客様に向けて、A5サイズのコーヒー紹介用POPを作成しました。そのまま印刷して使えるものと、自由に書き込める空欄を設けたものの2パターンを用意しております。
PDFデータは、下記のボタンからダウンロードできますので、印刷してご自由にご利用ください。
                                
味わいや精製方法などの基本情報を紹介していますので、ぜひご活用ください。
ご意見、ご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
 より使いやすいPOPを目指して、改善を続けてまいります!!