♯6 SAN FRANSISCO
ボルカフェ グアテマラとともにサステイナブルな農業に取り組む農家さん。舌の肥えた名門加工場のスタッフを唸らせた、華やかな香りが特徴です。
生産地 | サカテペケス県 アンティグア地区 |
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注意事項 | こちらは事前予約制買い付けサービス Co-NECT Project の予約専用ページです。 ご予約いただく前に必ずご利用案内をご確認ください。 ▷ ご利用案内はこちらから |
精製 | ウォッシュ |
標高 | 1,800m |
品種 | カツアイ、カツーラ、ブルボン |
クロップ年 | 22/23クロップ |
生産者 | Abraham Martinez さん (64歳) |
乾燥 | アフリカンベッド、パティオ |
サイズ | 15up |
栽培・農薬の使用 | シェードグロウン |
INFORMATION
- 梱包:30kg麻袋+グレインプロ
- フレーバーノート:grape-fruits,brown-sugar,grape,tea-like,lactic,floral,bright,long-after,juicy
AREA NOTE
首都のグアテマラシティの西隣に位置しており、車で1時間ほどの場所にあり、ユネスコ世界遺産に登録された旧首都です。コーヒー栽培の歴史は古く、3つの火山活動によってできた盆地の肥沃な土壌は、高品質なコーヒー栽培には欠かせない要素です。豊かな土壌と低湿度な環境は、コーヒーの木にとって理想的な生育条件であり、このエリアならではの豊かなフレーバーと重厚感のある味わいの源になっています。
BUYER COMMENTS
産地でのカップ評価と同じく、飲み終えた後のフローラルフレーバーがたまらないカップです。乾燥が丁寧に行われているため、味わいに凝縮感があり、酸味にはほのかに乳酸系の甘さを感じます。ボディもしっかりとしているので、深めに焙煎していただくとコク深い余韻の長い味わいを楽しめそうなので、こちらのロットをご紹介することに決めました。
ご予約数量に応じてのお値引きがあります
STORY
老舗の加工場からのレコメンド
日本国内で最も人気の高い産地と言っても差支えのない、アンティグア。様々な農園物の商品が流通していますが、まだまだ日本に紹介されていない農園が数多く存在します。
Abraham Martinez さん(以下Abrahamさん)が営むSAN FRANSISCO農園もその一つ。今回は彼の育てたチェリーの加工を担当するパストレスミルからの推薦です。
パストレスミルはアンティグアで最も歴史のある加工場で、チェリーの精製から、乾燥、そしてその後の脱殻、バッキングまで全ての工程を一貫して行える設備を有しています。
内部では、各パートで熟練したスタッフが活躍しており、彼らの管理の元、パルピング後のパーチメントの発酵、乾燥を行っています。そして、乾燥を終えたパーチメントは風通しの良い木造倉庫で保管され、ゆっくりとレスティングを行うことで、さらに乾燥を進めコーヒーの味わいを豆内部に凝縮させていきます。
期間にして1ヶ月ほど。長期間ゆっくりと乾燥させることで華やかな香りや、力強いボディ感が生み出されるのです。
パストレスミルには、収穫期になると、毎日様々な農園からチェリーが運び込まれ、各農園ごとに管理されます。その一つ一つを管理スタッフがカッピングを伴う品質の確認を行いますが、SAN FRANSISCO農園のチェリーは非常に糖度に高く、またカップ時のフローラルフレーバーの広がりが顕著であるとの記録が残されていました。その為、今回のプロジェクトの話をボルカフェのバイヤーからパストレスミルの担当者が聞いた際には、真っ先に今一番品質が良いものとしてAbrahamさんのロットが話にあがったそうです。
VOLCAFE WAYについて
今回ご紹介するグアテマラの農家さんから届けられたコーヒーは、輸出会社ボルカフェが行う、サステイナブルなコーヒー栽培のためのプロジェクト、「ボルカフェ・ウェイ」に参加しトレーニングを受けた農園です。このプロジェクトでは、ボルカフェグループの輸出業者が世界のコーヒーの多くを生産する零細農家のグループとタイアップし、今の世界のコーヒー生産を取り巻く問題の克服を目指しています。
グアテマラでは、18名のボルカフェ所属の農業技師が現地に入り込み、栽培の環境調査、作付けスケジュール、管理スケジュール、苗木提供等、栽培にかかる様々な側面から零細農家の生産技術の向上や、農園経営の効率化を指導しています。このスキームを通して、多くの生産者が、より効率的に高品質のコーヒーの生産することに成功し、高収入を得ています。
このプログラムの素晴らしいのは、ボルカフェはプロジェクトに参加する農家さんに自分のコーヒーを売る義務を設けていないこと。それでも、参加する多くの農家さんはボルカフェに進んでコーヒーを届けてくれるのは、このプロジェクトを続けることが、サスティナブルなコーヒー栽培に繋がると実感しているからに他なりません。