絶滅危惧種に指定された野生動物たちの住み家
インドネシア・スマトラ島北部、アチェ州南東部に位置するガヨ・ルス県は、深い森林が残るルセル山周辺に広がるコーヒー生産地です。中央アチェやブネル・ムリアと並び、「ガヨ」と呼ばれる高地産地の一角を担っています。標高800〜1,700m前後の山岳地帯には冷涼な気候が広がり、昼夜の寒暖差や豊富な降雨が、ゆっくりとしたコーヒーチェリーの成熟を支えています。この地にあるのが、アドウィンさんの加工場です。近くには、自然保護区があり、そこにはオオサイチョウにトラ、そしてゾウなどさまざまな動物が生息しています。
輸出業者でもあるCoffee Beyond Borders (コーヒービヨンドボーダーズ)と協同し、既存の森林を伐採するのではなく、その中でコーヒーを育てる持続可能なアグロフォレストリー(森林農法)を推進しています。この取り組みは、コーヒー豆の品質向上だけでなく、地域全体の生態系の回復力強化にも貢献しているのです。
