エクアドルのコーヒー
エクアドルは、北をコロンビア、東から南をペルーに囲まれ、西は太平洋に面する赤道直下の国です。その名はスペイン語で「赤道」を意味し、ガラパゴス諸島を含む島嶼地域、太平洋沿岸の沿岸地域、アンデス山脈が広がる山岳地域、そして豊かな熱帯雨林のアマゾン地域という、個性豊かな4つの自然環境を有しています。首都キトは標高の高い山岳地域に位置し、この多様な地形がエクアドルの農業と文化を育んできました。
コーヒーは18〜19世紀初頭に伝わり、1920年代には商業生産が本格化。一時は国を支える主要輸出品でしたが、1960年代の石油発見を機に経済の中心は石油へと移行しました。それでもアンデス地方は、世界でも屈指の高品質コーヒーの産地として知られています。標高の高い農園では豆がゆっくりと成熟し、密度の高い風味豊かなコーヒーが育まれます。ロハ県、ピチンチャ県、サモラ県などで手摘みされた豆は丁寧に選別・精製され、明るい酸味とフルーティーでフローラルな香り、クリーンな後味を備えた一杯へと仕上がると言われています。
