森とともに暮らすカレン族
レイジーマンコーヒー代表のスエさんは、タイ北部チェンマイの少数民族カレン族。ノンタオ村で暮らしています。自宅の裏庭には、果実や野菜、薬用植物などが、まるでジャングルのような森の中に自然と共存し、コーヒーの木も植えられています。傍らには、スエさん自身が建てた小さなカフェもあります。「僕はなまけ者なんだ。すぐそこに田んぼがあって、庭にフルーツがなっていて、コーヒーが育ってる。それで十分生きていけちゃうからね」とスエさんは笑います。
温和な表情を見せるスエさんですが、一族は代々この地域のカレン族のリーダーであり、活動家でもあります。政府の森林保護政策によって先祖代々の土地が奪われかけた際には、スエさんのお父さんを中心に地域の人々が団結し、チェンマイからバンコクまで何百キロにもわたる抗議行進を行ったそうです。
