インドネシア クリンチマウンテン ハテコーヒー ムクリスさん ナチュラル G1

甘味とフルーティさが特徴。クリンチマウンテンのマイクロロット

精製 ナチュラル
標高 1,401m
品種 シガラルタン、アンドゥンサリー
入港月 2025年10月
乾燥 天日乾燥
規格 G1
栽培・農薬の使用 必要に応じて、農薬・化学肥料の使用あり
梱包 30㎏麻袋+グレインプロ
商品管理番号 UA73-250
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生産国:インドネシア

生産地:ジャンビ州 スマトラ島 クリンチ グヌントゥジュ地域

生産者:ムクリスさん

生産地概要:農園から見えるクリンチマウンテンが絶景です。ツリートマト(タマリロ)というフルーツをコーヒーの木の間に植えるという独自の間作栽培を行っています。

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精製方法:ナチュラル

水分値:11.4%

欠点率:2.2%(6.6g/300g)

豆色:イエローイッシュ

スクリーン:スクリーンサイズによって格付けされておりませんので、記載しておりません。

  • おすすめ焙煎度 :ハイ~フレンチ
  • フレーバーノート:grape, peach, stone fruits, cocoa, chocolate

Light Roast(浅煎り)
グレープやストーンフルーツ系の風味と甘味が感じられます。アフターにはココアのようなニュアンスもあります。

Medium Roast(中煎り)
柑橘系の酸味もありながら、黄桃のようなストーンフルーツ感も感じられます。ボディ感も強まり、飲みごたえのあるコーヒーに仕上がります。

Dark Roast(深煎り)
チョコレート系の風味と、はちみつの甘味。後半にはフラワリー(お花らしさ)が出ていて、深煎りながらも明るい印象です。

ぶどうやもものようなフルーティな味わいが印象的なムクリスさんのコーヒー。口当たりはまろやかで甘味が続きます。昨年はやや発酵感がある仕上がりでしたが、今年は発酵感よりもフルーティさをお楽しみいただける味わいです。 

色づきの悪い豆が少し混入しておりますので、いつもより念入りにハンドピックを行っていただけますと幸いです。生豆のアピアランスチェックでは、ピンホール程度の軽度の虫食い、中度の虫食い、未成熟豆、脱殻による欠け豆、部分的な黒豆、果皮部分のかけらなどの混入が少々見られましたので、ハンドピックをおすすめします。産地へもフィードバックを行い、改善に努めます。

スマトラ島の富士山、クリンチマウンテン

インドネシアのスマトラ島にあるクリンチマウンテン。標高3,000メートルを超え、現地で「神の永住地」とも呼ばれる美しい山で、国立公園にも指定されています。山の高さと形は、まるで富士山のようです。 そのクリンチマウンテンのふもと、標高1500メートルほどのところ、カユアロ地域、カユアロバラット地域、グニュントュジュ地域の3つにまたがる地域一帯がコーヒーの生産地です。

霧がかかっているかと思うと青空が顔をのぞかせ、晴れたかと思うと雨が降る、天候の変わりやすい地域。 人々は、山から流れてくる水を農業や生活用水に使い、山の自然の恵みとともに生活を営んでいます。広大なクリンチマウンテンを望むその裾野には、じゃがいもにキャベツ、唐辛子などの農作物と一緒にコーヒーの木が植えられている畑が広がっています。見渡す限り一面に広がるお茶畑も印象的な光景です。 この地域では年間を通してコーヒーの収穫が行われます。 「これはあと2か月後に収穫するもの、これは4か月後、これは9か月後かな……」 同じ1本の木に小さな蕾も、花も、みどりの実も、黄色い実も、もうすぐ収穫を迎える赤い実もなる様子はこの土地ならではの様子です。



アルコ生産者組合とムクリスさん

インドネシアの生産地では、コーヒーチェリーを集め、精製加工を行う「コレクター」と呼ばれる生産業者がいます。コレクターさんは、高品質なものや高付加価値のあるコーヒー生産の肝といっても過言ではないほど、重要な役割を担う生産者さんです。

ムクリスさんもその一人。Horti Tani(通称、HT「ハテ」)というグループの16のコーヒー農家さんたちを取りまとめています。Horti Taniはインドネシア語で「野菜農家」の意味。2014年にできたグループで、はじめはジャガイモやトウガラシ、ニンジンなどの野菜を取り扱っていましたが、2018年にアルコ生産者組合に加盟し、以降コーヒー生産のノウハウを培ってきました。

コレクターのムクリスさん自身もコーヒー農家です。自宅の裏にある農園でコーヒーの木を育て、その場で果肉除去を行い、専用のビニールハウスの中で乾燥させています。無駄のない慣れた手つきで機械を操り、「これはもう少し乾燥させると良くなる。」と、コーヒーチェリーの色や状態を見ただけで、瞬時に乾燥の見極めを行うムクリスさん。そんな職人肌のムクリスさんのコーヒーは、この地域でも高い評判を得ています。



地産地消でコーヒーをたのしむ

ムクリスさんは、この地域の人たちにもコーヒーを楽しんでもらおうと、自宅の小屋を改装してカフェを営んでいます。ギターの音色が聞こえてくるこのカフェは、地域の若者たちの集いの場にもなっています。

コーヒーを提供してくれるのは、もちろんムクリスさん自信です。ハリオの器具を使いハンドドリップで一杯ずつ丁寧に淹れてくれるコーヒーは格別です。普段は職人気質で寡黙なムクリスさんですが、コーヒーのことになると話が尽きず、時折見せてくれるキラッとした笑顔が印象的です。

「コーヒーを生産しているおかげで、生活で必要なものを買うことができるし、子どもたちを学校に行かせることもできるんだ。」と語ってくれました。