生まれ故郷に産業を作るため
Sirinya Coffee の創設者のスーポンさん。1984年、ドイチャン生まれ。難民や基本的な衣食住にアクセスできない人たちのために神学を学ぶため、一度はドイチャンを離れました。2012年に家族の経営する農園で働くために帰郷しました。栽培から、加工、抽出までコーヒーの魅力に引き込まれていきました。スペシャルティコーヒーの生産を教えることで、村人たちを助けることができると考え、故郷のある山岳の村の手助けになるビジネスをしたいと考えています。
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オールドスクールなナチュラルプロセスの味わい
精製 | ナチュラル |
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標高 | 1,300-1,500m |
品種 | カトゥアイ、ティピカ、チェンマイ |
入港月 | 2024年9月 |
乾燥 | アフリカンベッド、グリーンハウス |
規格 | なし |
おすすめ焙煎度 | ハイ~フレンチ |
フレーバーノート | peach, apricot, clove, well-balanced |
栽培・農薬の使用 | シェードツリー |
梱包 | 30kg麻袋+グレインプロ+ポリエチレン+綿袋 |
商品管理番号 | U806-241 |
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生産地 | チェンライ県 メースアイ地区 |
精製 | ナチュラル |
標高 | 1,300-1,500m |
品種 | カトゥアイ、ティピカ、チェンマイ |
入港月 | 2024年9月入港 |
生産者 | Supon(スーポン)さん |
乾燥 | アフリカンベッド、グリーンハウス |
サイズ | 15up |
栽培・農薬の使用 | シェードツリー |
生産国:タイ
生産地:チェンライ県 メースアイ地区
生産者:Supon(スーポン)さん
産地担当コメント:メースアイはチェンライの都市部から車で2時間ほどの場所にあります。国内だけでなく、国際的にもその認知度を高めているメースアイのコーヒーは、ドイチャンに程近く、観光地としても人気スポットとなっています。たくさんのリゾートが隣接しており、国内外からの観光客もあって、コーヒーの認知度が上がっている産地です。コーヒーロースターも点在する地域で、ロースター自らが産地に入り込み品質向上等の取り組みを行なっています。フルーティで柔らかい酸味と甘味が特徴的です。
精製方法:ナチュラル
水分値:10.40%
欠点率:2%(6g/300g)
豆色:Brownish Green
Light Roast(浅煎り)
口当たりの良い酸味と甘さが広がります。素朴だけどナチュラルらしい奥行きを感じられる味わいです。
Medium Roast(中煎り)
苦味と甘みのバランスが良いです。丸みのある質感によりスルスルと飲み進めてしまいます。
Dark Roast(深煎り)
しっかりとしたボディ感で、力強い味わいを感じられます。アフターの果実感も好印象です。
一言で表現すると、万人に受け入れられるナチュラルです。ナチュラルらしいピーチやあんずのフレーバーを感じつつも落ち着いた印象で、苦味や酸味・甘味のバランスも良いです。中煎りや深煎りにして厚みを持たせた味わいでお楽しみいただくことをおススメします。素朴ながら華やかな印象も感じられる味わいからは、産地での思い出がよみがえりました。
Sirinya Coffee の創設者のスーポンさん。1984年、ドイチャン生まれ。難民や基本的な衣食住にアクセスできない人たちのために神学を学ぶため、一度はドイチャンを離れました。2012年に家族の経営する農園で働くために帰郷しました。栽培から、加工、抽出までコーヒーの魅力に引き込まれていきました。スペシャルティコーヒーの生産を教えることで、村人たちを助けることができると考え、故郷のある山岳の村の手助けになるビジネスをしたいと考えています。
タイ産コーヒーの歴史において、アラビカ種の栽培は1970年代初頭に始まり、80年代には農業として確立されていきました。その主導権を握ったのが、当時のタイ国王。かつてタイ北部はゴールデントライアングルの一角として、ケシ栽培が盛んに行われていました。
しかし、麻薬の原料となるケシが地元住民の健康に害を及ぼすなど深刻を極めたため、当時の国王のラーマ9世は麻薬の撲滅を始動して、ケシの代わりにコーヒーや果物の栽培を推奨しました。これが、「ケシ栽培撲滅ロイヤルプロジェクト」です。
平均年齢が38歳と若く、めざましい発展を遂げているタイ。中米などコーヒー生産国として長い歴史をもつ産地では農園主の高齢化や跡継ぎ不足が問題になっている中、タイでは若い世代がコーヒー栽培を始めています。彼らの特徴は、世界の消費国や生産国のトレンドや動きを捉え、自分たちのコーヒー栽培にすぐ取り込む柔軟さ。彼らが熱意を向けているのは、生産量1トンにも満たない、「超マイクロロット」とも呼べるコーヒーづくり。栽培からはじまる全ての工程をこだわり抜いたその品質は、メジャーな生産国に引けをとることはありません。
しかしながら経済が発展したタイにおいて、高品質な超マイクロロットは国内消費に回ることがほとんど。そのようなロットに出会う機会が少ない日本では、まだまだタイのコーヒーへの関心は高いものではないのが実情です。
今回ご紹介するコーヒーは、そんな新進気鋭の生産者たちが手がける超マイクロロット。日本でも自分たちの実力を知ってもらいたいと、熱い気持ちを持って生産していただいたコーヒーです。