ドミニカ バラホナ ティピカ AA ウォッシュ
優しい口当たりでファン多し、ブレンド使用も◎
商品管理番号 | U718-230 |
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生産地 | バラホナ ホセ・オリバレス地区 |
精製 | ウォッシュ |
標高 | 700~1,400m |
品種 | ティピカ |
クロップ年 | 2023年6月入港 |
生産者 | ホセ・オリバレス地区の生産者さん |
乾燥 | 天日乾燥、パティオ |
規格 | AA |
サイズ | 16up |
認証 | なし |
栽培・農薬の使用 | シェードグロウン |
INFORMATION
- おすすめ焙煎度:ライト~シティ
- 梱包:30kg麻袋+グレインプロ
- フレーバーノート:cacao, citric, apple, milk-choco,balanced, sweet, smooth, long-after, soft-body
焙煎度を変えた香味情報
Light Roast
Medium Roast
Dark Roast
BUYER COMMENTS
ドミニカのティピカウォッシュは常々取り扱いたいと思っていた商品です。ソフトでスムースな口当たり、優しいカカオのような甘味、心地よい酸味は古くから日本で親しまれており、ファンの多い銘柄でもあります。このクセのない柔らかな味わいはブレンドでも力を発揮し、いつものブレンドに2割ほど入れて頂くと、味わいに丸みが生まれ、マイルドな印象になります。
OUR STORY
野生のままで守られる、ティピカ種
ドミニカ共和国へのコーヒー、特にティピカ種の伝播の歴史は古く、フランスにより、有名なマルチニーク島、そして隣国ハイチを経て18世紀前半に持ち込まれ、栽培が始まりました。外観的には、木は人の身長よりも高く成長し、葉先の色はブロンズ。冷涼な気候を好み、成長のスピードは平均的ですが、結実のタイミングにバラつきが多く、収穫時期が長くなるという特徴があります。生豆の外観は細長いシェイプをしており、香味では柑橘を思わせる爽やかで上品な酸味を持っています。さび病をはじめとする病害虫に弱く、近年は各国で矮小性でメンテナンスが容易で収量の多いハイブリッド品種への置き換えが急速に進んでおり、ピュアなティピカ種というのはもはや絶滅の危機にさらされています。比較的ティピカ種が守られてきたドミニカでも、別品種への置き換えの波は押し寄せており、純粋なティピカを育てている農家さんは山間部のバラオナ地区の僅かなエリアに限られてしまいました。
ティピカ種を守る人々の為
今回のロットは貴重な野生のティピカ種が残るホセ・オリバレス地区というバラホナでも山間部、人口がとても少ないエリアで収穫されました。2022年 11月 同地区でのティピカ種コーヒープロジェクトが開始され、国家主導でティピカの植樹を組み合わせてアグリフォレストリーの推進が始まりました。この計画では、取得した440haにも及ぶ広さの森林のうち、コーヒー栽培に適した188haのエリアに100万本以上のティピカ種の木が植えられる予定です。さらに、そのプロジェクトエリアで暮らし、ティピカ生産に取り組んでいる農家さんの支援と地域の経済の発展の為、住宅、電気、水道を提供しています。このプロジェクトは300人以上の雇用を確保し、地域にとっては極めて重要な収入源として期待されています。