最古と言われるコーヒー生産国
イエメンは、中東で唯一のコーヒー生産国。コーヒー栽培の歴史は古く、15世紀には栽培を行っていたという文献が残っています。コーヒーは現在のイエメンを代表する産業の一つで、およそ30万世帯がコーヒー生産に携わっています。ファミリービジネスとしてコーヒー栽培を生業にしている農家が多く、ほとんどが1エーカーほどの小規模農家さんです。
New Crop ブルンジ カジャブーレ ウォッシングステーション ウォッシュ
上品なナチュラルフレーバー。バランスが良くチョコレート感も◎
| 精製 | ナチュラル |
|---|---|
| 標高 | 1,900~2,200m |
| 品種 | ダワイリ、ジャディ、ウダイニ (古代ティピカやイエメニーアと総称する場合あり) |
| 入港月 | 2026年3月 |
| 乾燥 | アフリカンベッドでの天日乾燥 |
| 規格 | なし |
| 栽培・農薬の使用 | 混植栽培、栽培期間中 農薬化学肥料不使用 |
| 梱包 | 30kgコットンバッグ+エコタクト |
| 旧クロップ | よりお求めやすい価格で販売中です。 商品ページはこちら |
| 商品管理番号 | U877-260 |
|---|
生産国:イエメン
生産地:サナア州 マナーカ ハラズ地域(ジャルマ村、アバラット村、バニーアフラス村、アーマール村)
生産者:ハラズ地域の村々の小規模農家さん
生産地概要:イエメンでは収穫から精製まで、各農家さんが行います。その為、各農家さんは自分の家の敷地内にコーヒー保管用の倉庫を持ちドライチェリーの状態で保管をしています。
精製方法:ナチュラル
水分値:10.6%
欠点率:3.3%(6.7g/200g)
豆色:グリーン
スクリーン:Sc17以上:20.5%、Sc16:33.6%、Sc15:30.8%、Sc15未満:15.1%
Light Roast(浅煎り)
チェリー、プラムなど赤い果実の酸味と柔らかい甘味を感じます。浅煎りでもチョコレートのニュアンスがあります。
Medium Roast(中煎り)
甘味が増してきて味わいのバランスが整います。ストーンフルーツ系の甘さと柔らかな口当たりが心地よいです。
Dark Roast(深煎り)
果実味と甘さがほのかに残ります。ダークチョコレートのようなほろ苦さがありますが、苦くなりすぎないよう、じっくり焼くことをおすすめします。
酸味が柔らかく、甘味、ボディとのバランスもよく、浅煎りでもチョコレート感が感じられます。また、果実味などナチュラル特有のフレーバーがありながらも発酵感は穏やか。イエメンのコーヒーにしばしば感じられる野性味が少なく、上品できれいな味わいも特徴です。どの焙煎度でもバランスが崩れにくいため、ぜひいろいろな焙煎度で楽しんでみてください。
イエメンは、中東で唯一のコーヒー生産国。コーヒー栽培の歴史は古く、15世紀には栽培を行っていたという文献が残っています。コーヒーは現在のイエメンを代表する産業の一つで、およそ30万世帯がコーヒー生産に携わっています。ファミリービジネスとしてコーヒー栽培を生業にしている農家が多く、ほとんどが1エーカーほどの小規模農家さんです。
海ノ向こうコーヒーは、イエメンコーヒーの発展に尽力するモカオリジンズさんをパートナーとして、単一農家さんのオリジナルロットや、地域の特別ロットなどをお届けしています。より多くの人に、質の高いイエメンコーヒーを届けたい、コーヒーでイエメンの経済発展に貢献していきたいという思いで、兄弟で活動しているモカオリジンズさん。今回もハラズ地域の4つの村の約300名の小規模農家さんと協力してつくった、特別なロットを届けていただきました。
農家さん単位のナノロットは、他の生産国を探しても出てこない、ユニークなフレーバーと素晴らしい品質を誇っています。しかしながら高額になってしまい、沢山のロースターさんにお届けできないという課題を持っていました。「ナノロットと同等レベルの品質で、もう少し価格を抑えたものはできないか?」そんな声を受け、作ったのがこのファーマーズギフトです。今回はハラズ地域の4つの村の、約300名の小規模農家さんが育て、ナノロットを作る際と同様レベルの加工を行ったコーヒーを集め厳選しています。標高がとても高く、日中の気温の低いイエメンでのアフリカンベッドを使用したチェリーの乾燥プロセスは、他の生産国よりも長期間、高頻度での撹拌作業が求められます。さらに従来ほとんど行っていなかったハンドピックを欠点がゼロになるまで繰り返し続ける必要があります。このような手間暇のかかるプロセスを経て出来上がるコーヒーは、フレーバーに富み、クリーンカップが素晴らしい品質になります。
この商品を作るには沢山の農家さんの協力が必要となります。今回実現できたのは、イエメンコーヒーの普及に尽力し、現地でのナノロット作りを繰り返し訴え続けてきた輸出会社Mocha Originesの地道な活動の賜物。いわばイエメンの集大成のようなコーヒーなのです。
15世紀にはコーヒーの栽培をしていた記録があるイエメンですが、その歴史のあるイエメンコーヒーの遺伝的多様性についてはこれまで研究されてきませんでした。2020年にQima Coffee社が中心となったアラビカ種の遺伝的多様性についての共同研究が行われ、その結果今まで知られていなかったイエメン特有の進化を遂げたであろう母体品種として、「イエメニーア」が発見されたと発表されたのです。研究の概要は簡単に言うと、エチオピア系統の品種を72種・世界中で栽培されている品種を20種・イエメンの主要栽培地域の品種を45種の計137種のDNAを分析しました。その結果、それぞれが遺伝的に異なる5つの集団に分かれたのです。
・エチオピア単一品種群
・SL-17品種群
・Yemen SL-34品種群
・Yemen Typica-Bourbon品種群
・New-Yemen品種群
「New-Yemen」という品種群で発見されていなかった特有の遺伝子をもつもので、イエメニーアと命名されました。 イエメンの農家さん達は、この発表がされて当時騒ぎになったようです。それもそのはず、今まで先祖代々受け継いできた由緒あるコーヒーの木はそれぞれ木の形や葉の形から、ジャディ・ダワイリ・ウダイニ・トゥファヒ等と名前がついているのに、イエメニアという新品種が見つかったと発表されたのですから。
この研究は品種群が発見されたところで止まっているため、イエメンでもともと名前のついている品種がこの5つの品種群のどこに属するのかまで特定されていな状況です。そのため、海ノ向こうコーヒーとしては昔から呼ばれている名前(古代ティピカ)とイエメニーアという名前を併記しています。 2050年問題として物議をかもし、気候変動にも耐えうる品種の開発が急がれている昨今。かつてモカ港から世界中に伝播していったコーヒーが数百年の時を経て、厳しい環境を耐え抜き独自の耐性を獲得したイエメンコーヒーが、新品種発見という話題性のある内容の裏で、この研究が進むことによって、2050年問題の解決の糸口になるのかもと思うと胸の熱くなる想いがありますね。