アフリカのメッカ、ハラー王国
エチオピアを代表するコーヒーの生産地、ハラー。かつてこの地に成立していたイスラム王国「ハラー首長国」の中心都市でもありました。この都市の旧市街は、豊かな宗教文化と長い歴史を今に伝えており、「アフリカのメッカ」と称されるほど。特に16世紀から19世紀前半にかけては、イスラム世界において「第4の聖地」と見なされていたとされます。
ジュゴルと呼ばれる堅固な城壁に囲まれた旧市街には、現在も多数のモスクや聖廟、伝統家屋が密集しており、往時の都市構造や生活文化を色濃く残しています。ハラーは、こうした歴史的背景から、イスラム文化と紅海交易の重要な拠点として栄え、学問・宗教・商業の中心地として発展してきました。その文化的・歴史的価値が評価され、2006年には「歴史的城塞都市ハラール・ジュゴル」としてユネスコ世界遺産に登録されました。今日でも、ハラーはその特異な文化遺産とイスラム建築の魅力により、世界中の研究者や旅行者を惹きつける場所となっています。

ナチュラルの最上位グレードはG3?
エチオピアのコーヒーグレードは「欠点数」で決まります。 ナチュラルはチェリーの状態で乾燥させるため、未成熟豆や乾燥時間が長いことから乾燥中の発酵豆・カビ豆が生じやすく、乾燥後に正常品と同じ外観になる為、欠点数が増えやすくなります。またウォッシュは果肉除去の際に未成熟が選択的にはじかれるため、結果として欠点数が少なくなるという構造です。ナチュラルでも、クリーンカップを求める場合は、ハンドピックやカラーソーターなどを用いてG1やG2に仕上げますが、これらを行わない限りは、ナチュラルの最上位グレードはG3が該当し、スペシャルティグレードとして扱われるケースが多いです。
味わいでは、G3は発酵感やキャラクターの強さを感じやすい傾向があります。欠点数が多い=カップクオリティが下がるわけではなく、カップが良くても欠点数が多ければ、「G3」表記になってしまうのです。
まずはカップクオリティを見てご判断いただければ嬉しく思います。