世界のビジネスエリートが身につけている コーヒーの教養

「おいしさ」の背景を知れば、 毎日の一杯が武器になる

著者 山本 博文
生産地 広島県 呉市
誕生年 1984年
高さ 180cm越え
習慣 コーヒー、タバコ
人姿 カジュアルでシンプルな着こなし
商品管理番号 P000208
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book

【 書評 】
コーヒーのサプライチェーンが、ここまで分かりやすく説明されている本は珍しいのではないでしょうか。
ボヤっとだけ理解をしていた産地の情報やコーヒーの知識、紡がれてきた歴史がクリアになったように感じます。

この本を読んだ後に頭の中をよぎったのは、SNSでたまに流れてくる「オヤドリが雛にエサを与えている」みたいな動画。
オヤドリは時にはエサをかみ砕き、すりつぶし、雛が食べやすいようにして口まで運んであげている(たまに無理やりツっこんでいるが)。
まさにそのイメージがぴったり当てはまる、まるで本に育ててもらっている感覚を覚えた一冊でした。

私がこの本で特に印象に残ったのは東ティモールで起きた「土地所有問題」。
コーヒーの生産性を上げ、農家さんの収入を上げていくために加工場を作ろうとしたものの、 ひとつの土地に別々の植民地時代を経験した土地所有者たちが現れ、ついには揉めてしまったという騒動。結果いざこざが起き、計画が頓挫してしまいました。

世界には歴史があって、盲点がある。コーヒーはただ美味しく華やかなだけの世界ではない。
こういった事実は、能動的に自分が知ろうとしなければ、調べようとする事も、ましてや気付く事すらもできなかったと思います。
いつまでも雛鳥のままではいられないのです。
私はこうした気付きのキッカケを与えてくれた「コーヒーの教養」に感謝し、コーヒー沼にハマっている方にも、コーヒーの世界は長いからそんなの知ってるよ!という方にも一読をオススメしたいです。 きっと新たな気付きが得られるはずです。(書評:矢野)





【 目次 】
ー第1部 コーヒーで世界を広げるー
第1章 世界で活躍するビジネスパーソンにコーヒーが選ばれる理由
第2章 意外と知らない、コーヒーの基礎知識
第3章 産地ごとの味わいに学ぶ、コーヒーと政治経済の関係

ー第2部 一杯のコーヒーを深く知るー
第4章 コーヒーの味の違いを楽しむプロの飲み方
第5章 サプライチェーンから見る、コーヒーの味の作り方

ー第3部 日常のコーヒーをもっと楽しむー
第6章 ~淹れ方、選び方、歴史~ いつものコーヒーが違って見える、知識と楽しみ方
第7章 コーヒーの未来を作る仕事

beans

国籍:日本

欠点率:測定不能

性格:深煎り系、落ち着きと熱さを兼ね備えている

メッセージ:一杯のコーヒーの向こうには、政治や経済、そして遠い国の人々の暮らしが広がっています。 そんな背景を知ることは、海外とのビジネスが広がるこれからの時代を生きるビジネスパーソンにとって、大きな糧となるでしょう。

ご自宅でコーヒーを楽しむ方へ
「なぜこの豆は美味しいのか?」――その理由がわかると、毎日の一杯がもっと特別なものになります。
コーヒーがつくられる産地の背景や世界情勢を知ることで、コーヒーの奥深さを感じられ、味わいの体験がより豊かになります。

自家焙煎・ロースターの方へ
品種や精製方法、生産地などの専門知識を、「お客様に伝わる言葉」に変換するヒントが満載です。
コーヒーの持つストーリーに深みを加えることで、より一層その魅力を発信でき、お客様との信頼関係構築にもつながります。

生豆の仕入れ・買い付けに関わる方へ
生産国の情勢や市場動向が、コーヒー豆の価格や品質にどのように影響するのかを、わかりやすくまとめています。
現地での実体験に基づいた、買い付けで大切な視点が随所に。コーヒーの仕入れ判断のヒントが盛りだくさんです。

安達 明孝さん(担当:デリバリー)

コーヒーにまつわることが一冊の中にぎゅっと凝縮されていて面白く、やさしい文体で書かれているため、あっという間に読了しました。

私たちが飲んでいる一杯のコーヒーになるまで生産者さんをはじめ多くのプレイヤーによって届けられていることを改めて知りました。

コーヒーの仕事に携わる者として生産者さんや生産地とともにあり、コーヒーが生まれるストーリーをお客さまにお伝えすることの大切さを感じ、身の引き締まる思いでした。 ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。



本田 明子さん(担当:デリバリー)

所謂コーヒーの魅力も語られているのですが、コーヒーを栽培している現地に思いを馳せることができたり、知ってそうで分からないコーヒーサプライチェーンについて一章かけて説明されていたり、他にも頭に入れておきたいことが書かれていました。

きっとビジネスシーンで役立つだろうなって確信してます。

そして個人的に好きなのはコラム。「活き活きとした生産者の息遣い」というワードが残っています。現場を知ろうとする方とぜひ共有したい一冊です。



大田 快斗さん(担当:デリバリー)

生産地での体験談、輸出入にかかわるアクシデント、生産国と消費国とのギャップやコーヒーの未来。どれも興味深く、好奇心くすぐられる内容でした。

上記の内容に加え、コーヒーのサプライチェーンにかかわる人々についての背景が詳しく、わかりやすく書かれています。

一杯のコーヒーの背景を知ることで、想いを馳せること、想像を膨らませることを再認識させられ、また別の視点を得られるような一冊でした。

内訳
販売価格
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1冊

品番
B0000783
重量
0.8kg
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