さらに価値のある味わいのコーヒーを
| 精製 | ウォッシュ |
|---|---|
| 標高 | 1,450m |
| 品種 | SL28、カティモール |
| クロップ年 | 2024年8月入港 |
| 乾燥 | アフリカンベッド |
| 規格 | AA |
| おすすめ焙煎度 | シナモン～シティ |
| フレーバーノート | green apple, herbal, citric, kiwi, cassis, clean-cup |
| 栽培・農薬の使用 | シェイドグロウン |
| 梱包 | 30㎏麻袋＋グレインプロ |
| 商品管理番号 | UB04-250 |
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生産国：ザンビア
生産地：中央州、セレンジェ郊外
生産者：カチパパ農園
産地担当コメント：アフリカ南部の内陸国ザンビアから単一農園のレアカップをご紹介します。農園ではマカデミアナッツをシェイドツリーにしてコーヒーと一緒に栽培しており、灌漑設備も整っているため水も十分にあり、精製の際に必要な分の水を使えるのできれいな味わいを感じられます。
精製方法：ウォッシュ
水分値：9.70%
欠点率：4.3% （13g/300g）
豆色：Green
スクリーン：Sc18up：95.5%、Sc17：3.9%、Sc16以下：0.6%
Light Roast（浅煎り）
グリーンアップルのような甘味とハーバルな爽やかさを感じられすっきりとした印象です。
Medium Roast（中煎り）
甘みと苦みのバランスが良いです。カシスのような風味もありエキゾチックな味わいです。
Dark Roast（深煎り）
深煎りは苦味が先行してしまいます。甘味と酸味のバランスをとるためにも2ハゼ入りまでの焙煎をおススメします。
ザンビア特有の気候と高度が生み出すカチパパ農園のコーヒーは、AA規格のスペシャルティコーヒーです。ウォッシュド精製によって仕上げられた一杯は、フローラルの香り、レモンのような爽やかな酸味が特徴。クリーンですっきりとした味わいが心地よいです。ザンビアの自然と人々の思いが込められた「価値のある一杯」です。爽やかな風味と深みのある味わいを、ぜひお楽しみください。
ザンビアでのコーヒー栽培は、20世紀半ばに隣国タンザニアやケニアから導入されました。本格的に広まったのは1950年代で、宣教師たちがコーヒーの栽培方法を地域に広めたことが大きなきっかけでした。
その後、1984/85年のシーズンに輸出が開始され、ザンビアのコーヒー産業は国際市場に登場しました。ザンビアは1964年までイギリスの植民地だったため、当時イギリス人たちはインドやケニアで培った豊富な経験を活かし、ザンビアでコーヒー農園を設立・運営しました。この時期、コーヒー栽培は主に国の経済を多角化し、銅輸出への依存を軽減するための試みとして進められました。
実際、ザンビアは世界第4位、アフリカ第2位の銅生産国であり、当時の経済は銅に大きく依存していました。初期の段階では、生産効率や収穫量を優先していましたが、近年ではスペシャルティコーヒー市場の需要拡大に伴い、品質重視の生産へとシフトしています。
また、ザンビアの暑い気候と標高の高い地形は、今世紀後半のさらなる温暖化を見据えたアラビカ種の試験栽培に理想的な条件を提供しており、同国はその研究拠点としても注目されています。
このように、ザンビアのコーヒー産業は地域経済の多角化だけでなく、品質向上や気候変動への対応にも積極的に取り組んでいます。
ザンビア、セレンジェ郊外に広がるカチパパ農園は、350ヘクタールの土地でコーヒーとマカダミアナッツを栽培する家族経営の農園です。その名「カチパパ」は、ニャンジャ語で「価値のあるもの」という意味を持ち、農園主の祖父の愛称から名付けられました。
標高1,450メートルの高地に位置するカチパパ農園では、赤砂土の豊かな土壌と年間1,200mmの適度な降水量を活かし、SL28やカチモールといった優れた品種のコーヒーを育てています。灌漑には農園内の自然の泉を利用し、環境負荷を最小限に抑えたエコ・パルパーや最新の水管理インフラを導入。さらに、再生農法によるマルチングで土壌の水分を守り、暑い季節でも理想的な成長環境を維持しています。
カチパパ農園では、コーヒー生産だけでなく、地域社会への貢献を大切にしています。収穫期には200人以上の追加雇用を行い、スタッフやその家族のために25棟の住居を新設。農園内には学校を設け、教師の雇用や図書館建設の資金提供を行っています。また、常駐看護師が医療支援を行い、マラリア検査や予防薬の提供、緊急医療対応までサポート。農園だけでなく、周辺地域の人々の暮らしにも貢献しています。
