ペルー アプロカシ組合 マイクロロット ハイール・カルシア・レケホさん ウォッシュ

若き生産者のつくる、トップスペシャルティのコーヒー

精製 ウォッシュ
標高 1,700m
品種 カツーラ
クロップ年 2025年1月入港
乾燥 アフリカンベッドでの天日乾燥
規格 G1
おすすめ焙煎度 シナモン~フルシティ
フレーバーノート citric, malic, roasted nuts, sweet, starfruits, citric, lemon peel, middle body
栽培・農薬の使用 シェードグロウン、栽培期間中 農薬化学肥料不使用
※商品の表示間違いに関するお詫びとお知らせ※
梱包 30kg麻袋+グレインプロ
商品管理番号 UA76-240
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生産国:ペルー

生産地:カハマルカ州 サンイグナシオ県

生産者:ハイール・カルシア・レケホ(Jhair García Requejo)さん

産地担当コメント:気候変動などの影響もあり、ペルー全体では今期の収穫量が落ち込んでいます。こうして良質なコーヒーを入手できること自体が貴重なことだと改めて実感させられた年になりました。

beans

精製方法:ウォッシュ

水分値:9.90%

欠点率:1.2%(4.3g/300g)

豆色:Green

スクリーン:Sc18up:43.8%、Sc17:25.5%、Sc16:17.7%、Sc16以下:13%

Light Roast(浅煎り)
柑橘系や青りんご系の酸味がバランスよく引き立ちます。グァバやスターフルーツなどのトロピカルフルーツのフレーバーもお楽しみいただけます。清涼感のあるコーヒーに仕上がります。

Medium Roast(中煎り)
清涼感はほどよく残りながら、とろっとした質感と甘さが出てきます。海ノ向こうコーヒースタッフが焙煎してみると、紫蘇ジュースのような、おもしろいキャラクターのコーヒーになりました。同じ中煎りでも、焙煎の方法によって、ほかにもいろんな味わいがでてくるかもしれませんね。

Dark Roast(深煎り)
まさにはちみつを思わせる甘さと質感のコーヒーに仕上がります。後味には清涼感が残るので、深煎りでもゴクゴク飲めてしまいます。

明るくきれいな酸質のフルーティーなマイクロロットが入荷しました!フルーツジュースのような濃縮感とクリアな酸質で、華やかさとボディ感を兼ね備えたバランスのいいコーヒーに仕上がっています。ペルーのコーヒー栽培の多くは小規模農家さんによるもので毎年さまざまなマイクロロットを味見していますが、このハイール・カルシア・レケホさんのロットはその中でピカイチの出来栄えだと感じました。「おいしい!」と海ノ向こうコーヒーのスタッフみんなが絶賛。小さな農家さんが丹精こめてつくったマイクロロットの力をぜひとも感じていただきたいです。少量のため、ぜひおはやめのご検討をおすすめします!またハイールさんが所属するアプロカシ組合は持続可能なコーヒーづくりのため、農家さんの生活と環境改善に関する取り組みも積極的に行っています。味わいを支える取り組みにもぜひご注目ください!

繊細で上質な味わいを生み出す工夫

ハイール・カルシア・レケホさんの農園はペルー最北部のカハマルカ州、サンイグナシオというところにあります。26歳の若きコーヒー生産者、レケホさんは、コーヒー農家の両親の姿を見て育ち、その中でコーヒー栽培とその魅力に触れ、自分もコーヒー農家になりたいと、その道へ進みました。所有するコーヒー農園に「El Eucalipto (エル・エウカリプト)」という名前を付け、熱心にコーヒー栽培に取り組んでいます。その名の通り、ユーカリの木々がところどころに植わっている園内では、カトゥーラやブルボン、ティピカといった品種のコーヒーが栽培されています。レケホさんいわく、発酵時間や乾燥時間、そして農園管理から加工にいたるまでのすべての工程で細やかな注意をはらうことによって、フローラルな香りと柑橘系の酸味、繊細な口当たりを引き立てることができるのだそうです。

アプロカシ組合

レケホさんの所属するアプロカシ組合は、サンイグナシオ地区とハエン地区で活動する生産者組合で、1999年に鉱山採掘による環境破壊に対抗するために、サンイグナシオの住民が結成したことがはじまりです。その翌年の2000年にはコーヒーの生産組合として活動を開始。その後20年の間に規模を拡大し、現在では約600軒の組合員を擁し、年間80コンテナ(約1,400トン)ものコーヒーを海外向けに輸出しています。環境破壊に反対するために生まれたこともあり、この組合では環境保全と農家の生活環境の改善の両立を目指すプロジェクトを展開しています。

環境と女性を応援するハチミツ

アプロカシ組合では、コーヒー栽培に関わる女性の社会参加やコーヒー以外の収入源の創出を目的に、NGO Rikilto Vecoと共同で2019年から養蜂を始めました。組合に所属するコーヒー農家さんとそのご家族は、コーヒーチェリーの収穫や精製加工のかたわら、蜂蜜もつくっています。養蜂はコーヒーの品質向上に直接的な影響があるわけではありませんが、ミツバチは「環境指標生物」と呼ばれることがあるほど、周辺の環境変化に敏感な生き物です。この活動は単に副収入を得るためだけではなく、継続することで自然豊かなコーヒー農園の環境保全にもつながっていきます。またこの養蜂プロジェクトは主に女性中心で取り組まれており、両親や旦那さんがコーヒーを、奥さんや娘さんが養蜂に取り組んでおられる生産者さんもいるそう。

どちらも有機でつくられたオーガニック製品で、ご家族内で品質向上と環境改善に対しどんな取り組みができるか、切磋琢磨しあっているシーンを思い浮かべました。さまざまな取り組みで持続可能な農業を目指すアプロカシ組合の取り組みは、海ノ向こうコーヒーの思いとも重なります。おいしいものをつくり、環境と生活を豊かにしていこうとするアプロカシ組合と生産者さんたちの取り組みにぜひご注目ください。

弊社では、小分け商品(200gサンプル、1㎏商品、5㎏商品)は、JAS認証を付けて販売することができませんのでご注意ください。