繊細で上質な味わいを生み出す工夫
ハイール・カルシア・レケホさんの農園はペルー最北部のカハマルカ州、サンイグナシオというところにあります。26歳の若きコーヒー生産者、レケホさんは、コーヒー農家の両親の姿を見て育ち、その中でコーヒー栽培とその魅力に触れ、自分もコーヒー農家になりたいと、その道へ進みました。所有するコーヒー農園に「El Eucalipto (エル・エウカリプト)」という名前を付け、熱心にコーヒー栽培に取り組んでいます。その名の通り、ユーカリの木々がところどころに植わっている園内では、カトゥーラやブルボン、ティピカといった品種のコーヒーが栽培されています。レケホさんいわく、発酵時間や乾燥時間、そして農園管理から加工にいたるまでのすべての工程で細やかな注意をはらうことによって、フローラルな香りと柑橘系の酸味、繊細な口当たりを引き立てることができるのだそうです。