ハラズ
ハラズは、イエメン北西部に位置する山岳地帯です。標高は最高で2,500mに達し、年間を通して冷涼な気候が広がっています。この地域一帯は、栄養豊かな火山性土壌に恵まれ、山ならではの厳しくも安定した気候条件を持つことから、イエメンの中でも特に良質なコーヒーが生まれる産地として知られています。生産量も多く、イエメンを代表するコーヒー産地のひとつです。
ハラズ周辺では、小規模農家が山の急斜面を活かした段々畑でコーヒーを栽培しています。標高が高く、気温が低いため、コーヒーはゆっくりと健やかに育ち、基本的にシェードツリーは使われていません。また、混色栽培が一般的で、コーヒーの木の周りには、アプリコットやマンゴー、アーモンド、ぶどうなど、さまざまな作物が育てられています。何世紀にもわたりコーヒー生産を受け継いできた農家が多く、精製や加工に関する知識と技術は、長い歴史の中で磨き上げられてきました。その完成度は、他国と比べても非常に高いレベルにあります。
