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コロンビア ウィラ エルディビゾ ピンクブルボン アナエロビックウォッシュ

ピンクブルボンの特徴である、フローラルで爽やかな味わい。柑橘系とリンゴ酸系の酸質が合わさり複雑でクリーンな飲み心地。

精製 アナエロビックウォッシュ
標高 1,750〜1,850m
品種 ピンクブルボン
入港月 2026年2月
乾燥 機械乾燥とアフリカンベッドでの天日乾燥
規格 なし
栽培・農薬の使用 栽培期間中、農薬、化学肥料を必要に応じて使用
梱包 30kgカートン+バキュームパック
商品管理番号 UB20-260
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生産国:コロンビア

生産地:ウィラ県 ピタリト市 ブルセラス地区

生産者:エルディビゾ農園のみなさん

生産地概要:ウィラはコロンビア南西部に位置し、カウカやナリーニョと隣接しています。ウィラ南部にあるのがピタリト自治体で、ピタリトの南東部に位置するのが、ブルセラス地区です。アンデス山脈の一部に位置し、標高1,300〜2,000メートルの高地にあります。火山性の肥沃な土壌で、水はけの良い斜面、昼夜の温度差といった自然条件がそろうこの土地は、高品質なコーヒー栽培に適した環境です。
歴史的にコーヒー栽培が盛んな地域で、現在ではスペシャルティコーヒーの産地として知られています。豊かな森林と多様な植生に恵まれており、熱帯雲霧林(モントーニャ・ヌビオーサ)や高地森林が広がるため、ランやコケやシダ類が豊富。固有種の鳥類も多く生息し、山岳鹿など希少な種も存在しています。

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精製方法:アナエロビックウォッシュ

水分値:11.2%

欠点率:0.5%(1.5g/300g)

豆色:グリーン

スクリーン:Sc18以上:29.9%、Sc17以上:28.2%、Sc16:21%、Sc15:14%、Sc15未満:6.9%

  • おすすめ焙煎度 :ミディアム~シティ
  • フレーバーノート:floral, pomegranate, muscat, peach, tea-like, clean-cup

Light Roast(浅煎り)
ジャスミンのような香りに続いてマスカットの爽やかな果実感、ピーチなどフルーツティーの印象があります。

Medium Roast(中煎り)
ジャスミンの香りは残り、熟度の高い果実の印象があります。苦味が出てこない中煎りに仕上げると、香り、甘味、ボディのバランスがとれた味わいになります。

Dark Roast(深煎り)
フローラル、フルーティなフレーバーもほのかに感じられますが、苦味が先行しますので本来の魅力が出にくくなります。

ピンクブルボンらしい、フローラルが明確で酸の質が良く、甘味がありクリーンカップの印象が良く出ています。生豆はフルーティで甘い香り、外観もきれいで欠点が少ないです。

多様な生態系の中で育まれるエルディビゾ農園

El Diviso(エル・ディビゾ)農園は、約30年前にホセ・ウリベ・ラッソさんによって設立された家族経営の農園です。ナリーニョ県での紛争から逃れるために、ウィラ県ピタリト市ブルセラス地区に移住し、農園を開拓をしました。その後、現在の代表であるネストルさんと弟のアドリアンさんが農園を引き継ぎ、スペシャルティコーヒーへの生産に舵を切りました。幼いころからコーヒーが身近だった彼らは、コロンビア政府が提供する職業訓練場「SENA(Servicio Nacional de Aprendizaje=国立職業訓練機関)」でスペシャルティコーヒーの栽培・精製や品質管理、センサリーに関する理論的知識を学び、農園の品質向上に活かしています。また環境保護にも熱心に取り組んでいます。農園の約18ヘクタールの一部(約2~5ヘクタール)は自然保護を維持するために、森林保護区として原生林を保存し、動植物の生態系や生物多様性を維持する活動も行っています。



ラッソ兄弟の挑戦

SENAで基本的な基礎理論を学んだ彼らは、コロンビアの地形が生み出すテロワールと伝統的な栽培方法に加え、新しい発酵や乾燥技術など先進的な加工方法を導入し精製プロセスを磨き続けました。またシドラやゲイシャ、ピンクブルボンやパカマラ、ジャバなどの希少なコーヒー品種の栽培にも取り組みました。技術的・科学的アプローチから改良を重ね、マイクロロットの生産に注力した結果、複雑なフレーバーをつくりあげることに成功し、ヨーロッパ各地のバリスタ協議会でも使用され高評価を得ています。それから、世界的にスペシャルティコーヒー市場でも認められる存在となりました。



栽培条件や管理力が求められる
ピンクブルボン

ピンクブルボンは、レッドブルボンとイエローブルボンの自然交配として知られる希少なハイブリッド品種です。高地を好み、涼しい気候が成熟プロセスを遅らせ、糖分の発展とより複雑なフレーバーを引き出すことを可能にするため、ウィラでの高地栽培に向いている品種です。ウィラで栽培されたピンクブルボンはCOEで入賞した実績もあります。

特徴としては、鮮やかなピンク色のチェリー、華やかなアロマや明るく爽やかな酸味、洗練された甘さを持つ品種です。レッドブルボンとイエローブルボンの特性を受け継ぎ、病気への耐性もあります。ただ、自然交配種のため安定した収量が見込めない、コーヒーチェリーの熟度判別が難しく収穫時には熟練した手作業が欠かせません。エル・ディヴィソ農園でも、ピンクブルボンのポテンシャルを最大限表現できるよう、細心の注意を払った栽培から管理までが行われています。



プロセスについて

今回お届けするロットは、品種が持つ味わいや明るさを際立たせるため、また一貫性を担保するために、慎重な管理下で精製されたマイクロロットです。
1. 収穫とソーティング:完熟チェリーを手作業で選別し、ディフェクト豆などを取り除くために浮力選別を行います
2. アナエロビック発酵:密閉容器にて、チェリーを約17〜18℃で32時間発酵をさせます
3. ドライ発酵:密閉容器を開封し、チェリーを空気に触れた状態で約40時間ドライ発酵を行います
※生産地によって、発酵、ドライ発酵、オキシデーションとつくり手によって呼び方異なりますが、酸素にふれさせることによって風味形成を行うことを意図しています



4. 浸漬発酵:チェリーを果肉除去し、発酵中のモスト*1に浸し、時々かき混ぜながら、約80時間 発酵させます
*1 コーヒーチェリーの発酵過程で抽出したジュース
5. サーマルショック:微生物の働きを素早く止め、風味を安定させるために温水で洗浄をする場合もあります(すべてのロットで行われるわけではありません)
6. 乾燥:ミューシレージをしっかりと洗い流した後、ビニールハウスなどの屋根付きの乾燥棚やアフリカンベッドで18〜24日間、水分値が約11%になるまで乾燥させます