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エチオピア カッファ マザーツリー ボンガ ウォッシュ G1

アラビカ種のオリジンから届いたロマン溢れるコーヒー。バランスの良い味わいが特徴〇

精製 ウォッシュ
標高 1,800〜2,050m
品種 在来種
入港月 2025年9月
乾燥 アフリカンベッド
規格 G1
栽培・農薬の使用 栽培期間中、農薬化学肥料不使用
梱包 30kg麻袋+グレインプロ
商品管理番号 UB30-250
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生産国:エチオピア

生産地:南部エチオピア諸民族州
カッファ地方 ボンガ ウィシュウィシュ村

生産者:タミル(Tamiru Gizaw)さん

生産地概要:コーヒー発祥の地であるカッファ地方。栽培方法も地域によって大きく異なり、ガーデンコーヒーと呼ばれる、1〜2ヘクタールほど農家さんの庭先でコーヒーを育てる方法が主流のイルガチェフェに対してカッファでは、その数倍もの広さの原生林の中でコーヒーを育て、自然の中で栽培する方法が用いられています。

beans

精製方法:●●●

水分値:●●%

欠点率:●●%(●●g/300g)

豆色:●●●

スクリーン:Sc17以上:●●●%、Sc16:●●●%、Sc15:●●●%、Sc15未満:●●●%

  • おすすめ焙煎度 :ハイ~フレンチ
  • フレーバーノート:citrus, floral, black tea, jasmine

Light Roast(浅煎り)
シトラスの風味と華やかな酸味が特徴です。白桃のような風味も感じます。柔らかな口当たりで、バランスの良い仕上がりです。

Medium Roast(中煎り)
甘味がしっかりと出てきます。シトラス系の酸味と華やかさはありながらも、落ち着きのある上品な印象のコーヒーです。

Dark Roast(深煎り)
濃い目に入れたブラックティーのような味わいです。深煎りでも、ジャスミンのような華やかな印象が残ります。

今年のロットは、上品でバランスの取れた仕上がりです。おすすめの焙煎度合いは中煎り以上。しっかりと火を通すことで、甘味や明るい酸味がくっきりと出てきて、より一層深みが増していきます。

イルガチェフェやグジに比べると流通量の少ないカッファ地方のコーヒーです。アラビカ種の発祥の地ともいわれるこの地方。コーヒーのオリジンの風味をぜひお楽しみください。

コーヒーのルーツを辿る

このコーヒーが栽培されるウィシュウィシュ村は、アラビカコーヒーのルーツとされるカッファ地方に位置しています。ウィシュウィシュ村のほど近くにある、マンキラという小さな村には、「すべてのコーヒーのはじまりの木」として村人に代々大切に守り継がれてきた伝説の原木が存在しています。

コーヒーが育つのは原生林の中。そこでは複数の樹木の合間に点在するようにコーヒーがあり、コーヒーの木の幹にはコケ、藻類が繁殖しており、土壌の温度が低く、豊富に水分を含んでいることが分かります。そんな深い森の中、自然の中、何世紀にもわたり人とコーヒーの営みがそこで繰り返されているコーヒーは、飲む人々に味わい以上にロマンや歴史を感じさせてくれます。



森の中の作り手、タミルさん

そんな歴史のあるコーヒーですが、他の産地のコーヒーと同じく、栽培や加工の知識や技術を持った人々の存在がなければ、そのポテンシャルは発揮できません。このコーヒーの生産者さんはTamiru Gizawさん。彼はコーヒー農園を営む家に生まれ、幼い時から自然とコーヒーノキの中で幼少期を過ごしてきました。その後はタミルさんは医療関係の専門職の道に進みキャリアを積んできましたが、5年ほど前から、両親の農園を手伝いはじめ、今では農園主として活躍しています。

コーヒーは約200haほどの広さの森の中、様々な植物が作り出す濃いシェードの下育てられ、肥沃な森林の養分をたっぷりと蓄えます。収穫期を迎えると、完熟したチェリーはすべて手摘みで収穫され、未熟過熟の豆がハンドピックで取り除かれます。その後はパルパーにかけられ発酵槽で約1日発酵させ、ミューシレージを除去します。その後きれいに洗浄されたパーチメントはアフリカンベッドに広げられ、攪拌を繰り返しながら14日~16日間かけてゆっくりと乾燥させます。



Temerachi Coffee Exportと
Dawit Girmaさん

今回ご紹介するのは、農家さんのマーケットアクセスの推進、そして彼らの生活レベルの向上を目指して取り組む輸出会社「Temerachi Coffee Export」。そのオーナーであるDawit Girma氏は、勇敢なチャレンジャーです。

彼はコーヒー農家に囲まれた環境で幼少期を過ごし、成人後、日本で働き暮らしていました。日本ではエチオピアのコーヒーが驚くほどの安値で売られて、とても驚いたそうです。これでは品質の良いコーヒーをどれだけ大量に生産しても、暮らしが豊かにならない。農家さんの労力に対して正当な対価が支払われる未来を作らなければならない。その思いでECXルール改正前からコーヒービジネスに単身飛び込みました。 そんな彼の思いに共感する人々が現れ、彼のもとには驚くほど品質の高いコーヒーが集まるようになりました。