イエメンのモカコーヒー
「幸福のアラビア」と称されるイエメン。 乾燥地で水の確保が難しい中東地域にありながら、雨季になると緑が芽吹き、人々はこの地で農業を営んできました。 中東では唯一ともいえるコーヒーの生産地で、交易の中心となったモカマタリはモカコーヒーの名前の由来となった地として知られています。 商人が多く活躍し、香辛料などの交易が盛んに行われてきました。 そんなイエメンでコーヒーが登場したのは13世紀ごろといわれています。 以来コーヒーは、イエメンの人々の文化や生活の中に溶け込んできました。