グアテマラ コバン オーロラ農園 SHB ウォッシュ
甘味が層を織りなす、コバンのテロワールが際立つ一品
商品管理番号 | U638-230 |
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生産地 | コバン サンタクルスベラパス |
精製 | ウォッシュ |
標高 | 1,650m |
品種 | カツーラ |
クロップ年 | 2023年9月入港 |
生産者 | 50世帯 約300名の農家さん |
乾燥 | 天日乾燥 |
規格 | SHB |
サイズ | 15up |
認証 | なし |
栽培・農薬の使用 | シェードグロウン |
INFORMATION
- おすすめ焙煎度:ミディアム~フルシティ
- 梱包:30kg+グレインプロ
- フレーバーノート:redapple,brown-suger, suger-cane, milk-choco,good-body, medium-acidity, balanced
焙煎度を変えた香味情報
Light Roast
Medium Roast
Dark Roast
BUYER COMMENTS
2022年から輸入がスタートし、今期が2年目になるオーロラ農園。このクロップは、コバンエリアのテロワールを感じるのにぴったりのロットです。そのテロワールとは甘さの複雑性。液体の中にチョコレート、黒糖、ハチミツなど様々な甘味のバリエーションが顔を覗かせます。特に深く焙煎するにつれて甘さが発達していき、広がっていきます。秋~冬にかけてのシングル使いはもちろん、ブレンドに使うことでコーヒーの甘さを底上げし、ブレンドをワンランク上の味わいに引き上げてくれそうです。グアテマラはアンティグアやウエウエテナンゴしか使ったことがない!そんな方にこそお試しいただきたい商品です。
OUR STORY
霧に包まれた鳥の楽園
オーロラ農園があるコバンは、首都グアテマラシティからおよそ150km北に位置しています。山々に囲まれた盆地となっており、カリブ海からの温暖で湿った空気が流れ込むため、年中霧が多い町としても知られています。また、熱帯雨林がいまだ手付かずの状態で残る、鳥類の楽園でもあります。そこには、8種の固有種を含む179種の鳥類が確認されており、中でもその美しさから「オーロラ」と親しみを込めて呼ばれ、農園名の由来にもなった「Collared Trogon」(クビワキヌバネドリ)が生息しており、地域住民に大切に保護されています。この農園は1887年にドイツ系移民によって設立され、長年に渡りコーヒーを栽培し続けていましたが、2014年現在はアルド アネーゼさんがオーナーとなり、スペシャルティコーヒーの生産に力を注いでいます。現在ではカツーラやマラゴジッペのほか、ゲイシャ、パカマラ、ビジャサルチなど7つの品種をそれぞれの管理の元、栽培されています。豊富な雨量を活かした環境に負荷をかけない農場運営にも注力しており、使用する水は灌漑を行わず自然由来の物。さらに使用する電力はCO2を排出しない水力発電や太陽光発電によって賄われています。
オーロラ プロジェクト
そんなアルドさんのビジョンは、経済的に自立し、ビジネスとしてコーヒー栽培ができる農家さんを育てること。そしてその教育を通して、コバンの土地から貧困をなくしていくことを目標に、日々農家さんの間を駆け回っています。このビジョンの達成に向け、彼は「AURORA STUDIO 」というプロジェクトをスタートしました。これはコーヒーの価格の中にプレミアムを含むというもので、このプレミアムを近隣農家さんにソーラーパネルや、燃焼効率の良いエコストーブ等を配布、設置するための資金に充てています。実際に今回の海ノ向こうコーヒーの買付により、30世帯の農家さんにソーラーパネルやエコストーブが設置されました。また2023年度はその支援に加え、コバンのコーヒー栽培をかつて引っ張ってきた、高齢者の生活支援にも充てられたそうです。ここまで具体的に買付によって起こったインパクトを教えてくれた農園は、中米ではこのオーロラ農園が初めてでした。農家さんとの連携がかなり密に取れていることが想像でき、アルドさんの強い熱意を感じています。