まるで東南アジアな気候と民族の多様性
雲南省があるのは中国大陸の西南部、ミャンマーとラオス、ベトナムと国境を接し、様々な民族が暮らす多様性あふれる地域です。日本から上海を経由して雲南省へ向かいました。まだひんやりとした寒さの残る3月上旬、日本とそれほど気候の変わらない上海、そこから飛行機で4時間ほどをかけてたどり着いたのが雲南省の空の港、シーサンパンナという街でした。空港の外へ出てみるとじめっとした暑さを感じ、まるで東南アジアの国にいるかのような気候でした。
ミャオ族にタイ族、イ族……街を歩けばきらびやかな民族衣装を着た人々に目を奪われます。「花の髪飾りを付けてキラキラとした衣装を来ているのはタイ族、青と黒が特徴の衣装にかつらのような髪飾りを付けているのはイ族、ミニスカートに前掛けをしているような衣装はミャオ族だよ」案内してくださった現地パートナーの曾さんが教えてくださいました。ちょうどその日は日曜日、たくさんの人々がそれぞれの民族衣装を身に着けて街の市場へお出かけをしていてとてもにぎやかでした。国境の街ならではの様子がそこにはありました。