おじいとの出会い
「コーヒーサンプル送るから品質見てほしいさ〜」と海ノ向こうコーヒーに突然連絡がありました。沖縄でコーヒーの古木を研究している石堂さんという方からでした。石堂さんは学校関係の仕事をしながら、自分の土地でコーヒーの栽培を行なっており、周辺のコーヒー生産者の皆さんと深い付き合いを持っていらっしゃる方でした。
実際に届いたサンプルを飲んでみると、今まで飲んできた数ある国産コーヒーの中でも高い品質で、その品質のことをお伝えして、沖縄へ訪問して農園をいろいろ回らせて欲しい旨を相談しました。すぐに快諾をいただき、「午前中はこの農園とこの農園、お昼はここで「ソーキ」を食べて、その後こちら側の方面でいくつか農園を回りましょう」と。1日のスケジュールを事細かに用意していただきました。さまざまな農園を回る中で、山の奥深くにひっそりと佇む小屋と「Asato
Coffee」と書かれた看板。その看板の前で待ってくださっていたのが、ここの農園のオーナー「安里おじい」でした。