インドネシア クリンチマウンテン コピ ジェルク スマトラ式
オレンジフレーバーたっぷりのクリンチマウンテン
商品管理番号 | U505-240 |
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生産地 | スマトラ島南部 クリンチマウンテン周辺 カユアロ村 |
精製 | スマトラ式 |
標高 | 1,300~1,650m |
品種 | シガラルタン |
クロップ年 | 2024年2月入港 |
生産者 | ALKO生産者組合の皆さん460世帯 |
乾燥 | 天日乾燥+グリーンハウス内で乾燥 |
規格 | G1 |
サイズ | 16up |
認証 | なし |
栽培・農薬の使用 | シェードグロウン、栽培期間中 農薬化学肥料不使用 |
INFORMATION
- おすすめ焙煎度:ライト~フルシティ
- 梱包:30kg+グレインプロ
- フレーバーノート:herby, earthy, orange, papaya, comfortable-MF, bright
焙煎度を変えた香味情報
Light Roast
Medium Roast
Dark Roast
BUYER COMMENTS
今までリントンやアチェのような有名エリアしか試したことのないロースター様にこそ、存在感を増してきているスマトラ島第3の産地として、一度使っていただきたい商品です。穏やかな酸質とオレンジのようなジューシーなフレーバーは、リントンやアチェでは見られない、クリンチマウンテンならではの味わいです。また、2024年クロップにおいては、課題であった乾燥工程も改善したことで、雑味が抑えられマウスフィールも向上がみられます。いつものマンデリンの焙煎度より、やや焙煎度を落として使って、その香味をお楽しみください。
OUR STORY
注目を集めるクリンチマウンテン
新しい産地クリンチマウンテンは標高3,000m越えの山で、栽培地域もリントンよりも比較的高く、ほとんどが1,600m前後で栽培しています。クリンチマウンテン周辺には昔からコーヒー生産者がたくさんいましたが、そのほとんどがスタンダードのG1クラスに混ぜられてこの地域のコーヒーとして販売されることはありませんでした。近年生産者組合が数多く作られるようになり、しかもその生産者グループの代表はとても若く、意欲的です。このALKO生産者組合も同じく、代表のスルヨノ(Suruyono)さんが460世帯の農家さんをまとめ、彼らにスポットライトが当たるようなコーヒーを作りたいと設立しました。品質管理も徹底的に行い、ロットごとのトレーサビリティにも注力しています。その品質の高さから、アメリカ、ヨーロッパの大手バイヤーからの引き合いも最近多くなってきたとのことです。今回のロットをメインで担当したのはGunung tujuh村でリーダーとして活躍するZakwanさん、2haほどの農地で主にシガラルタンを育てています。
自然林を守りながら
ALKO生産者組合は、460世帯の小農家さんで構成されており、現在全ての栽培面積を足すとおおよそ400haあります。通常の樹間よりも少し広くとり、 2m x 2,5mで栽培しています。シェードツリーにはシナモンや、マンダリンオレンジ、カリアンドラ(Lmatoro豆科)を植えています。剪定も定期的におこなっており、コーヒーの栽培管理をしっかりとおこなっている生産地です。今年からは商品名をコピ ジェルク(インドネシア語でオレンジコーヒーの意)として商品名も新たにリニューアル。シェードツリーとして植えられているオレンジの木の下でゆっくりと育つコーヒーは、まさにオレンジのような、明るく甘さのある酸味が楽しめます。効率重視の慣行栽培を良しとせず、環境に配慮した生産を続けるALKO生産組合の志を、味わいと共に思い浮かべて頂けると嬉しいです。彼らの主食は米。そのため米の栽培も盛んに行われており、換金作物としては、コーヒーのほかにスパイスが栽培されています。クリンチマウンテン周辺の山々から流れる水を利用して、農耕し、生活用水として使用しているため、自然林を大切に守ろうという風土がある地域です。