タイ クンラオ ケニアスタイルウォッシュ

柑橘フレーバーとクリーンな味わいのケニアスタイルウォッシュ

商品管理番号 U990-241
生産地 チェンライ県 ウィエンパパオ地区 クンラオ村
精製 カナルを使用したケニア式ウォッシュ
標高 1,000m
品種 チェンマイ
入港月 2024年9月
生産者 Sri(スリ)さん
乾燥 アフリカンベッド
サイズ 15up
栽培・農薬の使用 シェードグロウン

INFORMATION

  • おすすめ焙煎度:ハイ~シティ
  • フレーバーノート:citric, cinnamon, woody, dark green, clean, round-mouth-feel
  • 梱包:30kg麻袋+グレインプロ+ポリエチレン+綿袋

焙煎度を変えた香味情報

Light Roast

柑橘系フルーツの綺麗な酸に、ほのかにスパイス感。冷めてくると酸の輪郭がはっきりとし、より複雑な味わいが広がります。

Medium Roast

クリーンでいて、じんわりとしたキャラメルらしい甘さが余韻に長く続きます。まとまったバランスもあり、おすすめの焙煎度合いです。

Dark Roast

糖蜜のような甘さと苦みからはしっかりしたボディを感じます。ほのかに香る柑橘のニュアンスも好印象です◎


BUYER COMMENTS

垣間見えるタイ生産者のクオリティ

【綺麗な酸質に優しくクリーンな味わい。】このタイ クンラオ ケニアスタイルウォッシュをカップした時に真っ先に浮かんだコメントでした。大きく際立ったフレーバーはなくとも、メジャーな生産国にひけをとらない素晴らしいクリーンさ、品質を兼ね備えています。そこにはタイ生産者の努力や背景が垣間見えます。タイらしい味わいと共にストーリーをお楽しみください。



AREA NOTE

チェンライ南西端にあるウィエン・パ・パオという地区にクンラオ村は位置します。大道路からすぐの集落で、各地からアクセスしやすい地域のため、タイ国内のロースターから人気のエリアです。伝統的なお茶畑が有名で、最近ではお茶の発酵方法を利用したユニークな精製方法を編み出しています。お茶はこの地域の主要な換金作物。集落の多くの方の軒先でもコーヒーを乾燥させており、農園以外の道中にもコーヒーノキが点在しています。標高はさほど高くないものの、地面は水分をしっかり含んでおり冷涼な空気が流れるため、寒暖差が生まれやすくコーヒーはしっかりとした甘さを持ちます。シェードツリーは、お茶・マカデミア・竹など。


内訳
販売価格
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基本送料[生豆20kg以上ご注文で送料無料!]

200gサンプル

軽減税率対象
品番
U990-241G200-0
重量
0.2kg
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1kg単位小分け

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品番
U990-241K010-0
重量
1kg
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5kg単位小分け

軽減税率対象
品番
U990-241K050-0
重量
5kg
販売価格
(単価 × 入数)
注文数
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STORY

村一番のコーヒー名人

ジャイピン家スリさんはクンラオ村でも高品質のコーヒーの作り手として知られており。家族の中でもスリさんが作るコーヒーは、ロットを別にして管理・生産するようになりました。今年開催したタイツアーでも多くのロースター様から好評をいただいています。クンラオで主流の品種はチェンマイ種。SL28 とカトゥーラ、ハイブリッドティモールの交配種であり、タイ北部で行われたケシ栽培をやめる取り組みの一環として、前の国王によって開発された品種です。


発展を続けるタイのコーヒーシーン

タイ産コーヒーの歴史において、アラビカ種の栽培は1970年代初頭に始まり、80年代には農業として確立されていきました。その主導権を握ったのが、当時のタイ国王。かつてタイ北部はゴールデントライアングルの一角として、ケシ栽培が盛んに行われていました。しかし、麻薬の原料となるケシが地元住民の健康に害を及ぼすなど深刻を極めたため、当時の国王のラーマ9世は麻薬の撲滅を始動して、ケシの代わりにコーヒーや果物の栽培を推奨しました。これが、「ケシ栽培撲滅ロイヤルプロジェクト」です。

平均年齢が38歳と若く、めざましい発展を遂げているタイ。中米などコーヒー生産国として長い歴史をもつ産地では農園主の高齢化跡継ぎ不足が問題になっている中、タイでは若い世代がコーヒー栽培を始めています。彼らの特徴は、世界の消費国や生産国のトレンドや動きを捉え、自分たちのコーヒー栽培にすぐ取り込む柔軟さ。

彼らが熱意を向けているのは、生産量1トンにも満たない、「超マイクロロット」とも呼べるコーヒーづくり。栽培からはじまる全ての工程をこだわり抜いたその品質は、メジャーな生産国に引けをとることはありません。しかしながら経済が発展したタイにおいて、高品質な超マイクロロットは国内消費に回ることがほとんど。そのようなロットに出会う機会が少ない日本では、まだまだタイのコーヒーへの関心は高いものではないのが実情です。

今回ご紹介するコーヒーは、そんな新進気鋭の生産者たちが手がける超マイクロロット。日本でも自分たちの実力を知ってもらいたいと、熱い気持ちを持って生産していただいたコーヒーです。