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初登場のペルーのマイクロロット、繊細な酸味と甘さ
| 精製 | ウォッシュ |
|---|---|
| 標高 | 1,541〜1,742m |
| 品種 | カツアイ、マルセジェーサ、パチェ |
| 入港月 | 2025年3月入港 |
| 乾燥 | 天日乾燥 |
| 規格 | G1 |
| 栽培・農薬の使用 | 栽培期間中、化学農薬・肥料不使用 |
| 梱包 | 30kg麻袋+グレインプロ |
| 商品管理番号 | UA66-250 |
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生産国：ペルー
生産地：カハマルカ県 チリノス地区
生産者：ノエ・ロペス・ロペスさん
産地担当コメント：昨年からゲイシャ種のコーヒーを届けていただいているチリノス農協さん。これもよかったら飲んでみてくれませんか？とご案内があり、晴れてラインナップに仲間入りすることになりました。気候変動により近年、生産量が大幅に減少しているペルーの中では、とても貴重な農家さんのマイクロロットのコーヒーです。
精製方法：ウォッシュ
水分値：10.4%
欠点率：1%（3g/300g）
豆色：Green
Light Roast（浅煎り）
アーモンドのようなナッツ系の甘さに加え、バニラのようなニュアンスも感じます。
Medium
Roast（中煎り）
繊細な印象ですが、フローラル系やシトラス系の要素ももっているコーヒーのように感じます。アフターには甘さも広がって、桃味の飴のようなイメージです。
Dark Roast（深煎り）
甘さとボディのバランスが心地よい印象になります。
チリノス農協さんにご案内いただき、海ノ向こうコーヒーでは初登場のコーヒーです。繊細な印象のなかにも華やかさや明るい酸質を持ったコーヒーです。軽やかで明るい、春をイメージさせる、今の季節にぴったりのコーヒーだなという印象を持ちました。春限定のアイテムや春ブレンドとしてお使いいただいてはいかがでしょうか。
チリノス生産者組合では、持続可能で高品質なコーヒー生産をサポートしています。地域のリーダー的な存在になれるよう、環境への配慮も行いながらビジネスを展開することで、加盟農家家族や関係者の繁栄と生活の質の向上に貢献することをビジョンとして掲げています。「環境問題が深刻になりつつある中、質の高いコーヒーを持続的に育てていけるよう、いい土づくりからしていきたい。」組合では、有機栽培の推進にも積極的に取り組んでいます。組合の敷地内にコンポスト専用の大きな小屋を建て、羊や牛のフンやコーヒーの果肉を堆肥化させた有機肥料をつくり、提携する農家さんへ無料で配布しています。
また品種研究用の小さな農園や苗床も併設し、農家さんへ生産に関する情報や苗木の提供なども行っています。組合では持ち込まれたコーヒーを、農家や品種ごとに品質評価し、細かくフィードバックを行うことで品質の向上に取り組んでいます。農家さんの収入を向上させるため、環境負荷を低減させるため、そしておいしいコーヒーをつくり続けられる仕組みをつくるために、チリノス生産者組合の取り組みは今後も続いていきます。
ノエさんが生まれたのは1951年。チリノス地区のあるカハマルカ県と隣接するペルー北西端にあるピウラ県に生を受けました。ノエさんが16歳の頃、両親がカハマルカ県のチリノス地区に移住したのをきっかけにこの地での生活がはじまりました。祖父母から譲り受けたお金で、農地を買い、当初はインゲンマメやトウモロコシを栽培していました。その後、コーヒー栽培にも関わるようになりました。その後も順調に農地を拡大し、現在では3ヘクタールの土地に、ゲイシャやカトゥーラ、カツアイ、ブルボン、ティピカ、パチェなど、さまざまな品種の栽培に取り組んでいます。
孫たちとサッカーをするのが好きだというノエさん。子どもたちの通う学校のPTA会長を務めたり、消防団のリーダーとして活動するなど、コミュニティの中でも活躍してきました。今では酪農にも力を入れ、牛乳やチーズなどもつくり販売しています。幅広くさまざまな顔を持つノエさんですが、もちろんコーヒー生産にも余念はなく、標高や農地の環境に合わせた品種の実験栽培などを通して、日々品質の向上に取り組んでいます。
