サステナブルな未来を紡ぐウィラのコーヒー
ウィラはアンデス山系の南部に位置し、豊かな自然と多種多様な動植物がおり高低差も大きいため多様な景色が望めます。土壌も肥沃なため年間を通して安定した生産が可能なエリアで、コロンビアの中でも高品質なコーヒーが生産されるエリアとしても知られています。今回ご紹介するのは、Las Flores農園のJhoanさんが指揮するウォッシングステーションで、ウィラ県アセベド地区とピタリート地区の農園から集めた完熟した良質なチェリーを選定し精選されたオリジナルロットです。
コロンビア ウィラ ラス モラス ファーメンテッド ウォッシュ
柑橘の爽やかな酸味とはちみつのような質感が魅力のウィラ産コーヒー
| 精製 | ウォッシュ |
|---|---|
| 標高 | 1,700〜1,850m |
| 品種 | カスティージョ、コロンビア、カトゥーラ |
| クロップ年 | 2025年1月入港 |
| 乾燥 | 機械乾燥 |
| 規格 | EP10 ⽋点数：8/35 |
| おすすめ焙煎度 | ミディアム～フルシティ |
| フレーバーノート | orange, nectarine, honey, green tea, brown sugar, round-mouthfeel, long-aftertaste |
| 梱包 | 35kg＋グレインプロ |
| 商品管理番号 | UA26-240 |
|---|
- 生産地 ▾
- 生豆情報 ▾
- 焙煎度と香味 ▾
- 品質担当コメント ▾
- 生産地の詳細 ▾
生産国：コロンビア
生産地：ウイラ、アセベド地区、ピタリート地区
生産者：アセベド地区、ピタリート地区の農家さん
精製方法：ウォッシュ
水分値：11.4%
欠点率：2%（6g/300g）
豆色：green
スクリーン：Sc18以上：45.8%、Sc17：27.4%、Sc16：16%、Sc15：7%、Sc14以下：3.8%
Light Roast（浅煎り）
オレンジなど柑橘系の酸味と、はちみつのようなとろっとした甘みがあります。緑茶を思わせる、かすかな青さとすっきりとした口当たり。
Medium Roast（中煎り）
ネクタリンのような甘みが感じられ、穏やかな酸味とボディ感、なめらかな心地よい質感が感じられる焙煎度です。
Dark Roast（深煎り）
ブラウンシュガーのような甘さや質感がありますが、深く焙煎しすぎると味わいがフラットになりややもったいない印象です。2ハゼのピーク辺りまでに留めておくことをおすすめします。
オレンジやみかんを思わせる、爽やかな柑橘系の酸味が好印象です。ネクタリンのような甘みと、後味にほんのり緑茶の青さが感じられ、なめらかな口当たりで消えていく心地よい飲み口のコーヒーです。コロンビアの中でも穏やかな酸質なので、焙煎を深くしすぎず、浅煎り～中深煎りのレンジで酸味や甘み、質感のバランスを楽しむのがおすすめです。
農園主のJhoanさんは24歳の若さでおじいさんの代から続く農園を継ぎ、数えきれない試行錯誤の末に今では世界各国で扱われるまでになりました。Las Flores農園が位置するエリアはもともと豊かな⼟壌と⽔源に恵まれた環境保全エリア。古くから彼らは協⼒しあい⼤切な資源を守りながらサステナブルなコーヒー栽培に取り組んでいます。
このウォッシングステーションはJhoanさんのアイデアで⽣まれました。これからの変化や需要に幅広く対応すべく、TOPクオリティのマイクロロットだけではなく良質なチェリーを丁寧に精選し、コーヒーを安定的に大きなボリュームで精選する場所として設備と環境の向上に⼒を⼊れています。
年々変わりゆく気候とも戦いながら熟度の⾼いチェリーを選定し、綺麗で使いやすいウィラらしいコーヒーを⽬指しました。そんな彼のアイディアたっぷりのコーヒーをぜひお試しください。
精選工程
1）未熟、過熟チェリーと異物を取り除き、完熟したチェリーを発酵させる。
2）果肉除去後、袋に⼊れ、開⼝部を閉じて40時間ほど嫌気発酵する。
3）タンクに移し、50℃前後の温⽔に⼊れ撹拌後、20℃前後の冷⽔に⼊れ替えることで発酵により⾼まった⾵味を固定させる。
4）ミューシレージ除去。
5）アフリカンベッドで余分な水分を切り、機械乾燥させ⽔分値を11％まで下げる。
6）プラスチックバッグに密閉して、倉庫で10日間レスティング（休ませる）させる。
規格・欠点について
【EP10】Excelso EP（Europian Preparation）10。コロンビアコーヒーの規格で、スクリーンサイズ＋欠点によって定められています。基準としてはスクリーンサイズ15以上かつスクリーン15以下が全体の10%（最大5%がスクリーンサイズ12、5%がスクリーンサイズ14）以下であること。クリーンカップで、欠点は500gあたり24point以下である必要があります。
【8/35】は上記の規格に加え、欠点率を基準としたものです。数値としては500gあたりPrimary Defect（主要欠点）が8point以下/Secondary Defect（二次欠点）が35point以下。主要欠点とは黒豆、重度の発酵、カビ豆、異物など風味に明らかに影響を及ぼす欠点のことで、二次欠点とは未成熟豆や貝殻豆、割れ豆など比較的味わいに影響が少ない欠点のことを指します。
