竹をコーヒーの日陰樹に
竹林の中でコーヒー栽培を行なっている様子が多く見られるフェナパ村。竹はミャンマーでの生活に欠かせない材木で、農家さんは薄く削いだ竹を編み込んで風通しの良い壁に使用したり、アフリカンベッドの下地にしたりしています。竹林の下でコーヒーが生い茂る青々とした圃場は、他の産地ではなかなか見ることのない、フェナパ村ならではの景色です。
女性農園主が牽引してつくり上げるこだわりのナチュラル
精製 | ナチュラル |
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標高 | 1,300m |
品種 | カトゥーラ、カトゥアイ、カティモール、S795 |
入港月 | 2024年5月 |
乾燥 | 天日乾燥+アフリカンベッド |
規格 | G1 |
おすすめ焙煎度 | ミディアム~シティ |
フレーバーノート | cherry, winey, brown sugar, grape, blackberry |
栽培・農薬の使用 | シェードグロウン、栽培期間中農薬化学肥料不使用 |
梱包 | 30kg麻袋+グレインプロ |
商品管理番号 | U949-240 |
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生産国:ミャンマー
生産地:シャン州 ユアンガン郡区
生産者:フェナパ村の5世帯(リーダー:プーシュエさん)
産地担当コメント:村の名前のフェナパ(Phe Na Pa)は「もぐらの鼻輪」という意味。理由はわからないそうですが、どこか愛らしく感じてしまう名前です。
精製方法:ナチュラル
水分値:9.5%
欠点率:1.8%(5.4g/300g)
豆色:Green
スクリーン:Sc18以上:37.9%、Sc17:30%、Sc16:32.1%
Light Roast(浅煎り)
チェリー(カスカラ)のような爽やかな果実感と、ベリー系のしっかりとしたボディ感と甘さがあります。
Medium Roast(中煎り)
ワイニーな発酵感のあるフレーバーと、黒糖のような甘さのバランスが心地よいです。
Dark Roast(深煎り)
ブランデーのようなどっしりとしたフレーバーになり、飲みごたえのあるしっかりとした質感の味わいになります。
基本的にすべてをナチュラル精製で仕上げている農園です。乾燥小屋のなかでしっかりと乾燥を行っています。 ベリー系のぎゅっとした甘みと酸味は、乾燥工程を丁寧にコントロールしているからこそ得られる賜物。 ミャンマーのマイクロミル商品の中では唯一のナチュラルなので、ほかの村との味わいの違いも楽しんでいただきたいロットです。
竹林の中でコーヒー栽培を行なっている様子が多く見られるフェナパ村。竹はミャンマーでの生活に欠かせない材木で、農家さんは薄く削いだ竹を編み込んで風通しの良い壁に使用したり、アフリカンベッドの下地にしたりしています。竹林の下でコーヒーが生い茂る青々とした圃場は、他の産地ではなかなか見ることのない、フェナパ村ならではの景色です。
この村のコーヒー栽培を牽引するのはプーシュエさん。コーヒーに従事するユアンガンの農家さんの中でも、生産拡大と品質に徹底的にこだわりを見せる女性です。はじめのころは彼女の家の敷地内と周辺の農家さんのコーヒーを集めて加工していましたが、徐々に自分のコーヒー農園の栽培面積を近隣の空いた土地へ広げ、精力的に農園経営を行っています。
「コーヒーは野菜や米と違い、一生懸命手がけた分、ちゃんと対価が支払われる良い作物だ」プーシュエさんは、その信念を村の人だけでなく、隣の州から来た農家さんにも伝えているそう。彼女の存在が、この地域のコーヒーの未来を明るく照らしてくれているように思えます。