環境を守るコーヒー栽培
フィリピンでは、コーヒー栽培は副収入程度の生産量。農家さんの収入源は、ハヤトウリの栽培・販売です。ハヤトウリは、山の斜面にワイヤーを張り巡らし、ハヤトウリの蔦を絡ませて、直射日光を当てて栽培します。つまり、自分たちの山を伐採して開けた土地にすることになり、それをすると山の保水力がなくなり、自分たちの村に水を供給することが困難になります。また、木がなくなることにより、それまで森林の根っこで支えられていた地盤が緩み土砂崩れが起きやすくなります。そこで、現地NGO「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク」は、農家さんに植林を促すとともに、その植えた木の下でも育つコーヒーを導入。ハヤトウリに変わる収入源へと変えていこうとしています。