ミャンマーに「マイクロミルをつくろう」プロジェクト

私たちでマイクロミルを作ろう!

生産地 ミャンマー シャン州 ユアンガン内の各村 *場所は村の方々と相談しながら決定していきます
注意事項 お申込み期限(2020年12月31日まで)を過ぎましたので、お申込みを締め切りました! 沢山のご賛同、本当にありがとうございました!
※お申込は締め切りましたが、継続的なプロジェクトと考えておりますので、ご興味がある方はいつでもお問い合わせください
▷ お問合せはこちらから
標高 1400~1600m
品種 カツーラ、カトゥアイ、サンラモン、カティモール、S795

ミャンマーに「マイクロミルをつくろう」プロジェクト概要

海ノ向こうコーヒーはこのたび、ミャンマー シャン州ユアンガンのコーヒー農家さんと「マイクロミルをつくろう」というプロジェクトを立ち上げます。
この地域は、私たちが産地に通い、農業指導や品質向上セミナーを行なっている場所です。私たちだけでなく、もっと日本のロースターさんや消費者のみなさんが生産地・農家さんと接点を持てるようにしたい!という思いから、パートナーシップを組むミャンマージーニアスコーヒーと相談しました。そこで、「みんなにマイクロミル(小さなコーヒー加工場)を作ってもらう」という案が浮かびました。 マイクロミルを作ることで、今までコーヒーチェリーを販売するだけだった各村の農家さんが、自分たちで加工をすることができるようになります。加工したものは、コーヒーチェリーそのままよりも付加価値をつけて販売することができるため、収入向上につながります。また、各村独自のコーヒーを作ることができるようになるので、みなさまにも、各村の生産者さん達それぞれの想いや、その村独自の香味を持つマイクロロットとして楽しんでいただけます。
このプロジェクトを通して、私たちはみなさまに「生産者と消費者」という関係から「生産者と共同生産者」という関係でコーヒー産地と関わる機会をご提案できればと思っています。そうすることで、私たち海ノ向こうコーヒーのコンセプト「産地に想いを馳せる想像力を」さらにかきたて、産地との繋がりを強めていただければ幸いです。

プロジェクトを実施する ミャンマー ユアンガンについて

このプロジェクトを行なうユアンガンは、ミャンマーの中心部に位置します。標高は1,400~1,600m、気候は冷涼で土壌の肥沃な地域なので、ミャンマー国内でも良質なコーヒーが育つ産地として有名です。この地域には、大きな農園というものはほとんどなく、主に小農家さんたちがコーヒー生産を担っています。彼らの主な収入源は野菜栽培とコメ栽培で、そのほか果樹を栽培している農家さんもいます。コーヒーは、彼らにとってはまだまだ副収入源にすぎません。ただ、価格の変動が激しい野菜やコメと比べると、コーヒーは品質を向上させれば高く買い取ってもらえるため、意欲的にコーヒー栽培をする小農家さんたちが増えています。 現在、小農家さんたちは、収穫期にコーヒーチェリーを摘み取ったあと、加工はせず私たちのパートナーであるジーニアスコーヒーに持ち込んでおり、最終的には、ジーニアスコーヒーがコーヒー原料(生豆)に仕上げています。もし小農家さんたちが自分たちでコーヒーの加工(精選工程)を行なうことができれば、摘み取ったチェリーに付加価値をつけ、より高い価格で販売できるようになります。

共同生産者として協賛してくださる方を募集します

このプロジェクトは「支援」ではなく、「共に作る」プロジェクトです。産地の農家さんと一緒になってコーヒーを生産してくださる方々を募集します。
今回、みなさまにご協賛いただくだけでなく、小農家さんにも少ないながら出資をしてもらい、予定地の整備、発酵槽・アフリカンベッドの資材購入 、小屋(乾燥したコーヒーを保管したり、休憩する場所)等々を作ってもらいます。今回ご協賛によって集めた資金は、マイクロミルに必要な資材のうち、主に「果肉除去機」「水分値計」「苗木」の購入のために使用されます。趣旨に賛同してくださる方には、金額によっていくつかのパッケージをご用意しております。 それぞれに魅力を感じていただける特典をつけておりますので、ご協賛いただければ嬉しいです。
そして何より、産地と共にコーヒー生産に取り組むという新たな挑戦に、私たちと一緒に取り組んでいただければ幸いです。


パッケージ1:大きめのミルを作る 25万円

◯出資額:25万円 
◯費用の使途:エンジン付き果肉除去機2台(750ドル×2)、水分値計1台(800ドル)等の購入
◯農家さんの出資する資材:アフリカンベッド、発酵バケツ(発酵槽よりも管理がしやすい)、小屋(コーヒー豆を保管したり、休憩する場所)
◯建設に要する期間:1~3ヶ月(農家さんの忙しさによりますが、収穫のハイシーズンまでには完成する予定です)
【出資特典】  
■マイクロミルの名付け親になっていただけます(入り口にボードが作られます)
■作ったマイクロミルで御社ご希望の精選方法のコーヒーをお作りします(ウォッシュ、ハニー、ナチュラル)
■ご希望の精選方法でお作りしたコーヒー生豆を購入していただけます
*条件:最低オーダー数 10袋(30kg/袋) ※コーヒー生豆代は出資額に含まれません
*品質:今年弊社が輸入したコーヒー以上のものをお約束(スクリーンサイズ15UP、欠点数SCAA基準に基づく)
■このマイクロミルでできたコーヒー生豆ご購入の場合、御社オリジナルの麻袋を作成します
 ※前述のとおり10袋以上を条件にご注文いただいた生豆をオリジナル麻袋に詰めてお届けします。
生豆のご購入なく麻袋のみを作成することはできません
■加工場・生産者さんからのお便り(写真・手紙・動画など)をお届けします
■コーヒー栽培セミナーご招待 (詳細は別途ご案内します)
■産地ツアー開催時には優先的にご案内いたします(開催は未定)


パッケージ2:小さめのミルを作る 15万円

◯出資額:15万円 
◯費用の使途:エンジン付き果肉除去機1台(750ドル×1)、水分値計1台(800ドル) 等の購入
◯農家さんが出資する資材:アフリカンベッド、発酵バケツ(発酵槽よりも管理がしやすい)、小屋(コーヒー豆を保管したり、休憩する場所)
◯建設に要する期間:1~3ヶ月(農家さんの忙しさによりますが、収穫のハイシーズンまでには完成する予定です)
【出資特典】 
■マイクロミルの名付け親になっていただけます(入り口にボードが作られます)
■作ったマイクロミルで御社ご希望の精選方法のコーヒーをお作りします(ウォッシュ、ハニー、ナチュラル)
■ご希望の精選方法でお作りしたコーヒー生豆を購入していただけます
*条件:最低オーダー数 15袋(30kg/袋)※コーヒー生豆代は出資額に含まれません
*品質:今年弊社が輸入したコーヒー以上のものをお約束(スクリーンサイズ15UP、欠点数SCAA基準に基づく)
■このマイクロミルでできたコーヒー生豆ご購入の場合、御社オリジナルの麻袋を作成します
 ※前述のとおり15袋以上を条件にご注文いただいた生豆をオリジナル麻袋に詰めてお届けします。
生豆のご購入なく麻袋のみを作成することはできません
■加工場・生産者さんからのお便り(写真・手紙・動画など)をお届けします
■コーヒー栽培セミナーご招待 (詳細は別途ご案内します)
■産地ツアー開催時には優先的にご案内いたします(開催は未定)


パッケージ3:マイクロミルの資材 (水分値計) を提供する 10万円

◯出資額:10万円 
◯費用の使途:水分値計1台(800ドル)等の購入
◯建設に要する期間:1~3ヶ月(農家さんの忙しさによりますが、収穫のハイシーズンまでには完成する予定です)
【出資特典】 
■マイクロミル入り口に御社の名前が入った寄贈銘板をつくります
■このマイクロミルでできたコーヒー生豆をご購入の場合、御社オリジナルの麻袋を作成します
*条件:最低オーダー数 5袋(30kg/袋)※コーヒー生豆代は出資額に含まれません
ご注文いただいた生豆をオリジナル麻袋に詰めてお届けします。
生豆のご購入なく麻袋のみを作成することはできません。
■加工場・生産者さんからのお便り(写真・手紙・動画など)をお届けします
■コーヒー栽培セミナーご招待 (詳細は別途ご案内します)


パッケージ4:マイクロミルの資材 (果肉除去機) を提供する 5万円

◯出資額:5万円
◯費用の使途::果肉除去機購入の費用の一部 (750ドル)として
◯建設に要する期間:1~3ヶ月(農家さんの忙しさによりますが、収穫のハイシーズンまでには完成する予定です)
【出資特典】 
■マイクロミル入り口に御社の名前が入った寄贈銘板をつくります
■このマイクロミルでできたコーヒー生豆をご購入の場合、御社オリジナルの麻袋を作成します
*条件:最低オーダー数:10袋 (30kg/袋)※コーヒー生豆代は出資額に含まれません
ご注文いただいた生豆をオリジナル麻袋に詰めてお届けします。
生豆のご購入なく麻袋のみを作成することはできません。
■加工場・生産者さんからのお便り(写真・手紙・動画など)をお届けします
■コーヒー栽培セミナーご招待 (詳細は別途ご案内します)


パッケージ5:マイクロミルの資材の一部を提供する 1万円

◯出資額:1万円
◯費用の使途:果肉除去機と水分値計購入費の一部として
◯建設に要する期間:1~3ヶ月(農家さんの忙しさによりますが、収穫のハイシーズンまでには完成する予定です)
【出資特典】
■加工場・生産者さんからのお便り(写真・手紙・動画など)をお届けします
■コーヒー栽培セミナーご招待(詳細は別途ご案内します)


パッケージ6:ちょこっと協賛 5000円 (一般消費者さま向け)

◯出資額:5000円
◯費用の使途:果肉除去機と水分値計購入費用の一部として
◯建設に要する期間:1~3ヶ月(農家さんの忙しさによりますが、収穫のハイシーズンまでには完成する予定です)
【出資特典】
■ミャンマーコーヒー焙煎豆 150g
■加工場・生産者さんからのお便り(写真・手紙・動画など)をお届けします


このプロジェクトを通して実現されること

1.小農家さんたちの収入向上
小農家さんはコーヒーチェリーをそのまま販売するのではなく、精製~加工に関わることで付加価値の高いものを生産し、より高い収入を得ることが出来ます
2.村独自のコーヒーの生産
設置されたマイクロミルで精製されたその村オリジナルのマイクロロットが出来上がります
3.共同生産者となってくださった方のオリジナル麻袋作成
プロジェクトに参加し生豆を購入してくださったみなさまの店名が入った麻袋を作成します
4.寄贈銘板作成
マイクロミル完成後、共同生産者のみなさまの店名が精製所に掲げられます

マイクロミルについて

■マイクロミルとは
マイクロミルとは、収穫したコーヒーチェリーを輸出の前段階まで仕上げる「小規模の精製処理を行なう施設」 を指します。具体的に必要な設備としては、パルパー(果肉除去機)、発酵槽(バケツ等)、アフリカンベッドなどの資材、水分値計などが挙げられます。
■マイクロミルでの作業
1.収穫したコーヒーチェリーをパルパーで果肉除去し、中身を取り出します(パーチメントと呼びます)
2.そのパーチメントを発酵槽(バケツ等)で発酵させ、外皮についている粘質を取り除きます
3.発酵後水洗いをし、干し棚(アフリカンベッドと呼びます)で天日乾燥をします

プロジェクトご参加にあたりご留意いただきたいこと

■私たちにとって、今回のマイクロミルを作るプロジェクトは、「今後も継続してミャンマーの生産者さんと関わっていく」という決意表明でもあります。参加してくださるみなさまと共に、ミャンマーのコーヒーを広めていきたいと考えています
■ご協賛いただいた出資金は、所定の手数料を差し引いた金額を各村の加工場建設に使わせていただきます
■今回の出資による特典は、来年収穫・精製・輸入する生豆に関わるものです
■完成したマイクロミルの所有者は各村の農家さんたちになります。もちろんこの加工場は私が建てた!と謳っていただくことは問題ございません
■建設された加工場はジーニアスコーヒーとそれを所有する農家さんが責任を持ってしっかり管理いたします
■建設する場所・村は現在各村と協議をしている最中です。どの村になるかの決定は弊社とジーニアスコーヒーが決定し、追ってご報告いたします
■今回のプロジェクトでつくる加工場の数は、集まった金額によって変動しますが、最大20箇所を予定しています
■本年12月末を持って第1次の参加申込期限としておりますが、継続的なプロジェクトと考えておりますので、期限後もご興味がある方はお声がけください
■やむなく加工場が閉鎖される事が考えられます(村の合併、生産者の減少、盗難等)。その場合は、事前の予告なく別の村へ移転や寄贈をする場合がございます。あらかじめご了承ください

今後のスケジュール

今後のスケジュールは以下を予定しています。
20年11月  募集開始
20年12月  募集締め切り
21年  1月  収穫、マイクロミル工事開始
21年  2月  マイクロミル建設
21年  3月  マイクロミル完成、精製開始
21年  4月  精製完了 
21年  5月  輸出
21年  6月  入港
21年  7月  生豆販売開始
※上記は現時点の予定です。状況により時期が変動する可能性があることをご了承ください

その他

■ お申込み前に、上記の留意点をご一読ください
■ご不明な点やご不安な点などございましたら、お気軽にご相談ください
EMAIL: umi@on-the-slope.com
TEL    : 050-7111-2209(海ノ向こうコーヒー  藤原まで)