ゾウの王国「ラーンサーン」
ラオス北部のシェンクワン。今のラオスの原型にもなった、ラーンサーン王国があった地域です。ラオスの言葉で「ラーン」は「百万」、「サーン」は「ゾウ」を意味します。「百万頭のゾウの国」という名をもつラーンサーン王国は、お隣のアンコール王朝から上座部仏教を取り入れ、14世紀に栄えました。現在でも町中のあちこちで見かけるお寺や仏像、仏塔は、その時の繁栄を象徴するものです。
商品名の「サーン」もここに由来しています。
その歴史ある町で、約500世帯の農家さんたちが、森の中でコーヒーを栽培しています。アグロフォレストリーという農法で、森に自生する木々をシェードツリーとして活用し、森やそこに住むジャコウネコ、リス、野鳥などの野生動物たちと共生しながら、コーヒー栽培を行なっています。