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コロンビア CGLE ラ・エスペランサ農園 ラウリーナ ナチュラル エクセルソ

CGLEの傑作!貴重なラウリーナ品種のナチュラル。ワイニーなずっしりした印象にパンチのある明るさが印象的◎

精製 ナチュラル
標高 1,455〜1,512m
品種 ラウリーナ
入港月 2025年5月
乾燥 38度の温度設定で8~12日間程度の機械乾燥
規格 エクセルソ
容量 5kg、1㎏、200gサンプル※在庫が少量のため、小分けのみ販売
商品管理番号 UB71-250
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生産国:コロンビア

生産地:バジェ・デル・カウカ県

生産者:カフェ・デ・ラ・エスペランサ(CGLE)

生産地概要:バジェ・デル・カウカは、コロンビア南西部に位置し、ポパヤンがあるカウカと隣接した地域です。バジェ・デル・カウカの南東部に位置するのがカイセドニア地域、北部に位置するのがトルヒージョ地域です。いづれもアンデス山脈の一部で標高1,400~2,000メートルの高地にあり、温暖かつ湿潤で、昼夜の気温差が大きくコーヒー栽培に恵まれた特性を有しています。コーヒー栽培に適した気候とバラエティ豊かな品種、独自の精製方法の管理を取り入れることで、世界的に評価されるコーヒーが生産されています。
コーヒーの生産地としてだけではなく、県の海沿いにはブエナベントゥラ港を擁し、中部産のコーヒーの輸出港として重要な役割を担っています。

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精製方法:ウォッシュ

水分値:10.9%

欠点率:1%(3g/300g)

豆色:ブラウン

スクリーン:Sc16以上:10.1%、Sc15:21.2%、Sc14以下:68.7%



ラウリーナ品種とは?: ラウリーナ品種は別名「ブルボンポワントゥ」と呼ばれ、フランス領レユニオン島で発見されたブルボン種の突然変異種と言われています。カフェインの含有率が通常のアラビカ種と比較しても少ないことから、天然のローカフェインコーヒーとして知られており、現在では南米中心に試験栽培が進められています。

種子の先端が鋭角になっていることから現地語でそれを意味する「ポワントゥ」という名がつけられたり、葉のかたちが月桂樹(ローリエ)の葉のように細長い形状をしていることから「ラウリーナ」の名前が付けられたと言われています。

2018年のWBrCでは、ブラジル産のラウリーナ品種のコーヒーを使用したバリスタが見事優勝を果たしたしたことから、香味の面でも注目を浴びるようになり、現在ではゲイシャに匹敵するほど希少価値のある品種として取り扱われています。

  • おすすめ焙煎度 :シナモン~イタリアン
  • フレーバーノート:strawberry, apple, berry, cacao nib, orange, red wine

Light Roast(浅煎り)
ストロベリーやパイナップル、さまざまはフルーツのニュアンスを感じます。特徴がしっかりとして、力強い印象です。

Medium Roast(中煎り)
赤ワインやベリーのずっしりとした印象の上に、ブラッドオレンジのようなジューシーで目の覚めるような明るい酸味を感じます。後味にはカカオニブのようなフレーバーもあります。

Dark Roast(深煎り)
カカオやデーツなど、甘さのある第一印象ですが、よくみてみるとベリーの甘酸っぱさもあり、生豆時点でもっているこのコーヒーの風味特性もまだなお健在です。すごい!

精製時にブリックス計(糖度計)で数値を図りながら、72時間程度、空気に触れされてオキシデーションという酸化の工程を経てつくられています。

とてもパンチの効いたコーヒーに仕上がっています。コロンビアらしい重厚な印象で、浅煎りから深煎りまで、どんな焙煎度合いにもばっちり合わせられるような力強さを持ったコーヒーです。

「カフェ・グランハ・ラ・エスペランサ(CGLE)」の誕生秘話

今やコロンビアを代表する有名農園となったカフェ・グランハ・ラ・エスペランサ。CGLEの呼び名でも知られています。

その礎を築いたのは、フアン・アントニオさんとブランカ・リギアさんご夫婦です。コロンビアのポトシ農園のあれこれを任されることになったふたり。1945年には、フアンさんが、既存のティピカ品種に加え、イエローブルボンにレッドブルボン、カトゥーラを新たに導入することを決めました。これが今のカフェ・グランハ・ラ・エスペランサ(以下、CGLE)に続いています。

ふたりは14人の子どもたちを授かり、当時では一般的なコロンビアの伝統的な大家族のかたちを築いていました。農園では人手が必要だったこともあり、子どもたちもお手伝いをしながら、家族みんなで農園をつくりあげてきました。



大きくなった子どもたちの功績

農園は長い年月を経て、少しずつ生産性も高まっていき、子どもたちの中で、コーヒーの栽培や精製方法に特に興味を持ったのが、リゴベルトさんとルイスさんでした。ポトシ農園に加え、トゥルヒージョという地域の農地を手に入れ、「ラ・エスペランサ農園」と名付け、有機農法の拡大に取り組んでいったのです。

2007年、リゴベルトさんはパナマのボケテ地域にある「ラ・カルレイダ」というコーヒー農園の運営を任されることになりました。そして翌年、パナマスペシャルティコーヒー協会が主催する「Best Coffee of Panama(ベスト・オブ・パナマ)」品評会で1位を獲得したのです。この成功を機に、リゴベルトさんは、ゲイシャ品種のコーヒーの種子をコロンビアに持ち帰り、CGLEの歴史に新たな時代を切り開きました。



そして現在

CGLEでは現在、はじまりの地でもあるポトシ農園に加え、ラ・エスペランサ農園、ラス・マルガリータス農園、セロ・アスール農園の4つの農園で生産に取り組んでいます。

スペシャルティコーヒーの生産と販売に特化し、コロンビアの土壌と気候に新しい品種を適応させるという大きな挑戦に取り組んでいます。世界中のスペシャルティコーヒー市場で、常に一線を画す存在であろうと、日々品質の向上に努めています。