グジの魅力
グジは首都アディス・アベバから、イルガチェフェまで南に400km(車で7~8時間)、さらにイルガチェフェから南東80kmあたりへ行ったところに位置します。日中25~6℃、低い時は5℃くらいまで下がります。標高は1,800~2,200m。朝は雲海が広がっており、とても幻想的な光景が広がります。
標高が高く寒暖差が大きいため、コーヒーはゆっくりと育ちしっかりと甘さが詰まっていきます。芳醇でフルーティーな味わいを持ち、香り高いアロマが特徴です。基本的にコーヒーはセミフォレストで育てており、放牧されている牛やヤギがそこら中にいて、土はフカフカ。
かつてグジの人々の関心は金(よく採れた)もしくは畜牛のみで、コーヒー栽培には一切の関心がありませんでした。しかし近年「この地域で、経済的かつ持続可能な作物を作ろう」という信念が徐々に広がり始めました。この数十年で農園も広がり、ウォッシング・ステーションも増え始めました。そうして今ではグジ産コーヒーが有名になってきているのです。