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エチオピア イルガチェフェ アリーチャ ナチュラル G1

まるで桃まるかじり!浅煎りから中煎りがおすすめ。

精製 ナチュラル
標高 1,800〜2,000m
品種 在来種
入港月 2025年4月
乾燥 アフリカンベッドでの天日乾燥
規格 G1
梱包 30㎏麻袋+グレインプロ
商品管理番号 U591-250

こちらの商品は完売いたしました。
再入荷は未定ではありますが、再びご案内できるよう調整を進めております。
エチオピアの他の商品も続々と入荷しておりますのでぜひご覧ください。

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生産国:エチオピア

生産地:ゲテオ県 イルガチェフェ郡 アリーチャ村

生産者:アリーチャ村の小規模農家さんたちと
アリーチャ ウォッシングステーションのみなさん

産地担当コメント:エチオピアのコーヒー栽培の方法といえば、ガーデンコーヒー。このチェルベサ村の農家さんたちの多くも庭先でコーヒー栽培を行っています。その庭先によく育てられているのが「ニセバナナ」の木。 コーヒーにとってはシェードツリーの役割をはたしてくれている植物です。バナナという名前ですが果実そのものは食用ではなく、根や茎の部分を蒸したりして食べられています。

beans

精製方法:ナチュラル

水分値:12.1%

欠点率:1%(3g/300g)

豆色:イエローグリーン

スクリーン:Sc17以上:18%、Sc16:25%、Sc15:35%、Sc15未満:2%

  • おすすめ焙煎度 :ハイ~フルシティ
  • フレーバーノート:peach, citrus fruits, candy

Light Roast(浅煎り)
もものようなフレーバーの印象を受けます。あたたかなやわらかいイメージです。質感にはとろみがあり、浅煎りながらも飲みごたえのあるコーヒーです。味わいの傾向は昨年に近い印象でした。

Medium Roast(中煎り)
桃をまるかじりしているような味わいです。浅煎りの時に感じた味わいに甘さが加わり、全体的に厚みが増していきます。ジューシーでフルーティな味わいをお楽しみいただけます。

Dark Roast(深煎り)
深煎りからがらっと印象がかわります。桃フレーバーは何処かへ……。ハーブらしい味わいとキレのある後味が感じられます。エチオピアの華やかさや明るさのある深煎りのコーヒーなので、これはこれで美味しいです。アイスコーヒーや、エスプレッソトニックでも◎

今年のアリーチャナチュラルは、例年通りの味わいの傾向です。フローラルや桃に、シトラス系の酸味がキラキラとしたコーヒーに仕上がっています。個人的には中煎り程度まで火を通すのがおすすめ。甘さもコーヒーの輪郭もぐんと出てきて、上質な味わいです。

アピアランスは、エチオピア特有の長い豆とコロコロしたかわいらしい小さな豆が混じっているのが特徴です。欠点豆も少なく、生豆の状態での品質も良好です。

最高品質のイルガチェフェコーヒー

エチオピアを代表するコーヒーの生産地、イルガチェフェ。品質の高さから、世界中にファンの多い生産地のひとつです。

イルガチェフェの中でも水資源に恵まれているコチャレ村には、コーヒーの水洗加工を行うコーヒーウォッシングステーションが多く存在します。そのなかでもひときわ優れた品質を生産していることで名前を馳せているのが、アリーチャウォッシングステーションです。品質の管理にきめ細やかな注意と取り組みを行うことで、コーヒーチェリーの熟度からその均一性、選別技術など、すべての工程において別格と評されることもあるほどです。



高地ならではの強い日差しと職人の知恵が生んだナチュラル

今回のロットの生産のポイントは、本来であれば高品質のウォッシュドプロセスに使用される完熟チェリーをナチュラルプロセスに使用しているということ。収穫したその日に果肉除去を行うウォッシュドプロセスとは異なり、ナチュラルプロセスではチェリーの状態で乾燥させていきます。 赤道直下で標高も高いこの地域では、日が強すぎることも……。そうなると乾燥中のチェリーはダメージを受け、味に濁りが出てしまいます。

そこで、日照の強い朝11時ごろから15時ごろの時間帯は、コーヒーチェリーをビニールシートで覆い、急激な乾燥を防ぎます。20日間ほど時間をかけ、ゆっくりと乾燥を進めます。時間をかけて乾燥させることで、コーヒー豆の水分を均一化させ、複雑でありながらクリーンな味わいを作り出しています。

乾燥に時間をかけることの利点は、その後の劣化のスピードを抑えることができるということです。長期的にコーヒーの品質を維持できます。



プリムローズ社の存在

今回、アリーチャウォッシングステーションのコーヒーを取りまとめてくださったのは現地のプリムローズ社です。環境や社会、コミュニティ経済にも目を向け、ただコーヒーチェリーを購入し、輸出を取りまとめるだけではなく、それぞれの地域の農家さんのニーズにあったサポートを継続的に行なっています。2012年に設立された会社で、イルガチェフェをはじめ、グジやシダモ、リム、レケンプティ、ハラーなど、広くエチオピア国内の産地につながりをもっています。

アリーチャウォッシングステーションのコーヒーの一番の特徴は、ナチュラルでありながらクリーンな後味です。この特徴を作り出すのがプリムローズ社の徹底した品質管理です。農家さんたちは、一つひとつ手作業で収穫した完熟したチェリーを、その日のうちにプリムローズ社のウォッシングステーションに持ち込みます。持ち込まれた日ごとにロット管理され、アフリカンベッドで丁寧に乾燥させていきます。この間も手間を惜しまず丁寧にハンドピックをして未成熟の豆を取り除くことで、この透明感のある後味のコーヒーに仕上がるのです。