トレスバハス農園とモナセスさん
トレスバハス農園はもともと、現在の農園主のモナセスさんの祖父、ホセ・カエタノ・ディアスさんが1940年代に所有していた農園です。その当時、主に生産していたのはコーヒーではなくジャガイモ。1950年代、コーヒー栽培に関心のあったホセさんが約5,000本のコーヒーの木を植えたことがきっかけでコーヒー生産の道へと進むことになりました。1950年代に入ってからの出来事でした。当初は右も左も分からず、十分な収量を得ることはできず収入も不安定だったこともあり、コーヒー生産者の道を一時断念することになったそうです。
その後、再びコーヒー栽培を試みたのは、モナセスさんの父親であるアルテシオ・サンパイオ・ディアスさん。最初にコーヒー栽培に取り組もうとしてから約50年も先の2001年のことでした。
コーヒー栽培を再開してから数年後にAPROD(ジヴィノランジア地区の小規模生産者組合)に加盟し、そこでさまざまなノウハウを学び、仲間の生産者にもたくさんの刺激を受け、少しずつコーヒー生産者として軌道に乗り、今にいたります。