国土の77%が丘陵・山岳地帯。
山の国ネパール
ネパールは、インドと中国のチベット自治区に接する内陸国。南北約200kmの間に、海抜70mの平原から標高8,848mのエベレストが存在し、気候も氷雪帯、高山帯、亜高山帯、温帯、亜熱帯の5つに区分されます。自然環境にあわせて、その地域でできる農作物や、生活様式も異なり、集落、民族ごとの独自の文化や言語が今でも保たれている、世界的に見ても稀な国です。ネパールときいて、まっさきに思い浮かべるのは、世界最高峰のエベレストをはじめとするヒマラヤ山脈だという人も多いかもしれません。雪を被った山々の印象から北国だと思われがちですが、地理的にはインドやスリランカと同じ南アジアに分類され、コーヒーが育つエリアも多くあります。標高の高さや、綺麗な湧水、豊かな自然環境。高品質なコーヒーが育つ条件がそろっているのです。