• 特別価格

エチオピア イルガチェフェ イディド ナチュラル

マイルドなベリー感が特徴のビレッジロット

規格 G1
精製 ナチュラル
標高 2,150-2,300m
品種 在来種
クロップ年 2024年8月入港
乾燥 アフリカンベッドでの天日乾燥
おすすめ焙煎度 ハイ~フルシティ
フレーバーノート faded, straw, not-clean, berry-like, weak
栽培・農薬の使用 シェードグロウン
梱包 30㎏+グレインプロ
商品管理番号 U977-240

特別価格の商品(原袋価格:2,210円/kg/kg→1,400円/kg)

イルガチェフェのイディド地域エラテンチャ村のビレッジロットのコーヒーですが、
今回の輸入にあたり、産地からの輸送に時間がかかってしまった影響で、
生豆の品質が変化してしまったため、特別価格にて販売させていただきます。

焙煎度合い使用用途を工夫することにより、十分に味わいを楽しめるコーヒーですので、お試しいただきたいです。
品質に関しての詳細は下部の「品質管理コメント」タブをご確認ください。

      
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生産国:エチオピア

生産地:イルガチェフェ エラテンチャ村

生産者:イディド地域の約300世帯の農家さん

産地担当コメント:手摘み収穫した完熟チェリーのみを使用した、イディド地域のビレッジロットのコーヒーです。



イディドのコーヒー栽培

エチオピアの行政区分は、地方、ゾーン(県)、ウォレダ(市)、ケベレ(村・地区)に分かれます。イディドウォッシングステーションのあるイディド地域はエチオピア南部にあるゲデオゾーンのイルガチェフェウォレダから東へ進んだ場所に位置します。シダモゾーンとゲデオゾーンの境界では検問所をみかけます。地域名がグレードの区分けにつながっていることから、コーヒーの生豆で10キロを超える場合は、特定の業者しか運ぶことができないという規制があります。この地域には約300世帯のコーヒー農家さんがいます。平均所有土地面積は2~2.5ヘクタールほど。その中に住居と農園があります。ガーデンコーヒーというよりもセミフォレストコーヒーといえる規模感の農園がほとんどです。

コーヒー栽培方法から見える歴史の重み

イルガチェフェで行われているコーヒー栽培の方法はマルチステムシステムと呼ばれるもの。シダモやジマでも行われている生育方法です。マルチステムシステムとは、ある程度までコーヒーの木が育ったら一度カットバックを行うか、重みで幹が自然に曲がることで、側枝を伸ばしいくつもの幹を作る方法。そうすることで、ちょうど傘を開いたような形になります。地上1mぐらいの枝は全て落とし、樹上の葉のついた部分にのみ実がなるという仕組みです。アジアでも見かけることがありますが、コーヒーの歴史が深いエチオピア。昔からこうなのだろうと思うと歴史の重みで違って見えてきます。

イディドウォッシングステーション

イディドウォッシングステーションは、ダウィットさんとゲタチョさんの二人が出資し、2022年に設立された、エチオピアのなかでも比較的新しいウォッシングステーションです。周辺農家さんから、コーヒーをチェリーの状態で買い付け、現在は年間約6トンほどのコーヒー生豆を生産しています。ウォッシュドプロセスのコーヒーが中心で、スペシャルティグレードのコーヒーの生産に取り組んでいます。標高の高いところと低いところでロットを分けたり、別の加工方法を試してみたり、今後の発展がたのしみなウォッシングステーションのひとつです。

beans

精製方法:ナチュラル

水分値:13.1%

欠点率:※全体的に白色化が進んでいます。

豆色:ホワイティッシュイエロー

中煎りまでしっかり火を通すことで甘さとボディを引き出すことができ、問題なくお使いいただけます。
ブレンドでエチオピアを入れてみたい!という方にもってこいのコーヒーです


おすすめ焙煎度:シティロースト~フルシティロースト

中煎りではキャラクターは控えめですが、ナチュラルのコーヒーの柔らかさやブルーベリー感を感じられます。ブレンドにすると、ほかのコーヒーのフレーバーを妨げることなく、甘さとボディの底上げをしてくれるコーヒーです。
深煎りではフレーバーの特徴がより柔らかくなり、さらっとした印象に仕上がります。 イディド ナチュラルの良さを残すには、中煎り前後で焙煎をとめるのがちょうどいいようです。

※生豆の状態のアピアランスは、部分的に白色化が進んでいます。水分値も比較的高く、劣化が進む可能性もあるため、お早めにお使いいただくことをおすすめします。


品質チェックに時間がかかってしまった

今回のロットの品質が悪くなってしまったのは、この品質チェックの期間が予想よりも長くなってしまったことと、輸出までに時間がかかってしまったことです。

エチオピアではコーヒーの輸出を取りまとめる管理組織があり、商品それぞれに対する最低価格を決めています。商品の品質に関しても確認をとるようにしているため、輸出されるどの商品に対しても、必ず輸出規格に当てはまっているか確認を行っています。

通常ならば、コーヒー輸出管理組織は首都のアジスアベバでその品質チェックを行うのですが、今回はアディスアベバとイルガチェフェの間ぐらいにあるアワサと呼ばれる場所で行われました。標高が低く、アディスアベバとイルガチェフェの両者よりも気温と湿度が高いため、滞留している期間が長くなるとコーヒー豆は水分を空気中から取り込んでしまいます。また温度帯が高くなると生豆内部で白色化が起こりやすい状態になります。

出航に時間がかかってしまった

また、輸出されるジブチ周辺海域では、今イエメンで起こっている戦争の影響で、出港が困難になっています。2023年12月ごろから始まったフーシ派のイエメン沖での船舶に対する攻撃により、各船会社が港に寄り付かなくなっているためです。そのため、通常よりも輸出する時間が余計にかかってしまいました。

産地では思わぬことが、思わぬタイミングで起こることがよくあります。今回は、いつもとちがうアワサという場所で品質チェックが行われたり、フーシ派の活動の影響で出港までに時間がかかったりしたことが品質の劣化に影響しています。

コーヒーは環境の変化に左右される農作物

コーヒーはさまざまな環境や状況により左右される農作物で、その品質の担保も不確実なものです。

良いものをつくろうと取り組んでくださっている生産者さんのコーヒーですが、本来予定していた価格に見合う品質ではなくなってしまったため、「特別価格」として販売させていただきます。
今年はそんなことが起こってしまったんだ……。そんなこともあるよね……。と不確実な品質とコーヒーのおいしさの多様性を、広く皆さんと共有できますと幸いです。

今年の品質を踏まえ、来年はより良いものをお届けできるよう、産地側と取り組んでいきたいと思っております。

本商品のサプライチェーン
(収穫〜輸入)※品質不良になった原因の項目を赤色で記載しております

内訳
販売価格
(単価 × 入数)
注文数
基本送料[生豆20kg以上ご注文で送料無料!]

200gサンプル

軽減税率対象
品番
U977-240G200-0
重量
0.2kg
販売価格
(単価 × 入数)
注文数
ご注文には
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基本送料[生豆20kg以上ご注文で送料無料!]

1kg単位小分け

軽減税率対象
品番
U977-240K010-0
重量
1kg
販売価格
(単価 × 入数)
注文数
ご注文には
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基本送料[生豆20kg以上ご注文で送料無料!]

5kg単位小分け

軽減税率対象
品番
U977-240K050-0
重量
5kg
販売価格
(単価 × 入数)
注文数
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原袋倉庫直送 送料別途ご請求

30kg原袋

軽減税率対象
品番
U977-240K300-0
重量
30kg
販売価格
(単価 × 入数)
注文数
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取り置きオーダー受付用
ご予約受付専用

30kg原袋 取り置き

軽減税率対象
品番
U977-240R
備考

<お取り置きにあたってご注意点>

  • お取り置きの翌月から半年間(例:2021/12/1~2022/5/31)は倉庫保管料を弊社負担にて商品を確保いたします。その期間以降はお客様ご負担として、倉庫保管料30円/kgを商品代金に上乗せして請求いたしします。取り置きをしてから1年後に商品が残っている場合には、お客様と相談の上、一括でお引き取りをお願いしております。

  • お支払いは商品の納品時に発生します。
    ※例:6袋を半年間取り置きして1か月ごとに1袋ずつ納品する場合、1袋納品するたびにその分の支払いが発生します。

  • 取り置きした商品のキャンセルはできません。

  • お取り置きした原袋を小分け商品として(1kgや5kgずつに分けて)出荷することはできかねます。あらかじめご了承ください。

  • 取り置き数量に応じてのお値引きがございます。
販売価格
(単価 × 入数)
注文数
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