イディドのコーヒー栽培
エチオピアの行政区分は、地方、ゾーン(県)、ウォレダ(市)、ケベレ(村・地区)に分かれます。イディドウォッシングステーションのあるイディド地域はエチオピア南部にあるゲデオゾーンのイルガチェフェウォレダから東へ進んだ場所に位置します。シダモゾーンとゲデオゾーンの境界では検問所をみかけます。地域名がグレードの区分けにつながっていることから、コーヒーの生豆で10キロを超える場合は、特定の業者しか運ぶことができないという規制があります。この地域には約300世帯のコーヒー農家さんがいます。平均所有土地面積は2~2.5ヘクタールほど。その中に住居と農園があります。ガーデンコーヒーというよりもセミフォレストコーヒーといえる規模感の農園がほとんどです。