フィリピン ベンゲット Kapitako ウォッシュ
毎年の品質向上を楽しむコーヒー
商品管理番号 | U454-230 |
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生産地 | ベンゲット州 トゥブライ コロス村 |
精製 | ウォッシュ |
標高 | 1,400~1,600m |
品種 | ブルボン、カティモール等 |
クロップ年 | 2023年7月入港 |
生産者 | コロス村の生産者20名 |
乾燥 | 唐箕ザル、一部アフリカンベッド |
認証 | なし |
栽培・農薬の使用 | 栽培期間中 化学肥料農薬不使用 |
INFORMATION
- おすすめ焙煎度:ミディアム-フルシティ
- 梱包:50kg+グレインプロ
- フレーバーノート:apple, nutty, wheat, kiwi, bright, good-acidity
焙煎度を変えた香味情報
Light Roast
Medium Roast
Dark Roast
BUYER COMMENTS
フィリピンのコーヒー栽培の歴史は長く、スペインに占領された頃に導入されました。首都マニラがあるルソン島の北部コーディリエラ行政地区の各州にアラビカ種の生産地域が広がっています。超小規模農家が伝統的製法で、コーヒーを精選・乾燥し主に水洗式で仕上げています。フィリピンでは、数多くの品種が点在しており、コロス村ではブルボン種(イエロー、オレンジ、レッド)、K7、カティモールが主に栽培されています。ワールドコーヒーリサーチに葉っぱのサンプルを送り、DNA鑑定をしてもらい判明しました。現在、このコロス村では苗場を行政に登録申請し、苗木の販売を始めようとしています。毎年徐々に品質は上がってきており、今期のクロップでは酸の明るさに向上が見られます。香味でもナッティだけでなく、アップルやキウイのようなフルーツ感も感じるようになりました。皆さんとともに毎年上がる品質を楽しんでもらえるようなコーヒーでありたいと思っています。
OUR STORY
環境を守るコーヒー栽培
フィリピンでは、コーヒー栽培は副収入程度の生産量。農家さんの収入源は、ハヤトウリの栽培・販売です。ハヤトウリは、山の斜面にワイヤーを張り巡らし、ハヤトウリの蔦を絡ませて、直射日光を当てて栽培します。つまり、自分たちの山を伐採して開けた土地にすることになり、それをすると山の保水力がなくなり、自分たちの村に水を供給することが困難になります。また、木がなくなることにより、それまで森林の根っこで支えられていた地盤が緩み土砂崩れが起きやすくなります。そこで、現地NGO「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク」は、農家さんに植林を促すとともに、その植えた木の下でも育つコーヒーを導入。ハヤトウリに変わる収入源へと変えていこうとしています。
コーディリエラ・グリーン・ネットワーク 反町真理子さん
長年フィリピンのベンゲット州に住み、コーディリエラ地域(ベンゲット州を含む山岳地帯)で農家さんに環境教育を行なってきた反町真理子さんは、現在コーディリエラ・グリーン・ネットワークというNGOでコーヒープロジェクトを立ち上げどの組織よりも植林を行なっています。またKapitako Enterpriseという会社を経ちあげ、小農家さんが作ったコーヒーを日本へ輸出しています。フィリピンのどの日本人よりもこの地域のコーヒーのことを知っている真理子さんは、コーヒーを買いたいマニラのフィリピン人からもとても頼られている存在。どこまでも農家さんのためを思い、動き、実績を残している方です。産地担当山本も、とてもお世話になっている方で、この方の叱咤激励のおかげで成長できたと思っています。
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