インドのロブスタ
コーヒーの生産量世界第8位(2023/2024クロップ)を誇るインド。その生産量の約70パーセントを占めているのがロブスタ種です。インドで、ロブスタ種として商業的に栽培されているのがコンジェンシスとペリディニアです。現地でコンジェンシスと呼ばれているものは、正確にはコンジェンシス種とロブスタ種を掛け合わせたC×Rというハイブリッド品種です。コンジェンシス種はアフリカのコンゴに起源をもつと言われている種。インドの品質向上のために開発され、現在ではインド国内で広く栽培されています。一方、ペリディニアはインドではオールドロブスタともいわれている品種です。1900年代のインドではさび病や害虫の被害が蔓延しており、その時にスリランカ経由で持ち込まれたのがペリディニアだったといわれています。