200年の積み重ねが生むコンテストカップ
モロアルト農園は、1800年代半ばに酪農とコーヒー栽培を中心として創業され、何代にも渡り受け継がれてきました。 長年にわたり一族は、設備の改良を重ね、常に高品質なコーヒー生産に力を注いできました。 農園の敷地面積は約183ヘクタール、コーヒーを栽培しているのはその内45ヘクタールほどとなります。コーヒー農園内には各国からのバイヤーや観光客が宿泊できるゲストハウスや、水洗加工場、機械乾燥が行える乾燥場など、小規模ながらも、一連の加工に必要な設備が整った農園です。また現在では地域の養蜂家と協力して、農園内での養蜂にも取り組んでいます。養蜂はコーヒーの品質向上に直接的な影響があるわけではありませんが、ミツバチは「環境指標生物」と呼ばれることがあるほど、周辺の環境変化に敏感な生き物です。この活動は単に副収入を得るためだけではなく、継続することで自然豊かなコーヒー農園の環境保全にもつながっていきます。